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2018年5月29日のセブンルール。
吉田恵美(よしださとみ)50歳。
大学受験で医学部を志望。
しかし、挫折。
19歳でいきなり渡米。
それから30年。
世界最大の住宅情報サイト”Houzz”が選ぶ、
「ベスト・オブ・ハウズ賞」を5年連続受賞。
インテリアデザイナーになっていた。
吉田恵美のセブンルールとは?
1 嫌いなデザインを聞く
アメリカミシガン州にある大豪邸。
オーナーは手製薬会社の元社長グレゴリーさん。
吉田恵美は外観も担当。
家具の一つ一つから写真のフレームまで気を遣った。
吉田恵美のこだわりは見た目だけではない。
機能性を備えたものではないといけない。
クローゼットは高い位置に普段使わないものを収納。
クローゼットにハシゴを設置。
使いやすく、安全なものを選んだ。
吉田恵美はいつも依頼主に聞くことがある。
「どういうデザインが嫌いか」
グレゴリーさんの場合は、
「1階のリビングにテレビを置きたくない」
リビングは家族が語らう場所。
相手の意向をきちんと把握する。
それが吉田恵美のルール。
2 息子の送り迎えする
ニュージャージー州モントクレア。
閑静な住宅街に吉田恵美の家がある。
常に10件以上のプロジェクトが同時進行。
吉田恵美は朝は必ずメールチェック。
1日200~300通のメールが届く。
その後は朝食作り。
吉田恵美の一日は忙しい。
父親から手に職をつけろと言われた。
しかし医学部受験に失敗。
19歳で語学留学。
そこで興味を持ったのが海外の建築。
身近なインテリアに心を惹かれた。
アイオワ州立大学芸術学部インテリアデザイン科。
吉田恵美は首席で卒業。
大手建設会社に就職し28歳で独立した。
今は19歳と16歳の息子の母でもある。
吉田恵美には母として大切にしている時間がある。
息子たちを車で送り迎えする時間。
家から5分くらいの距離。
送り迎えする距離ではない。
しかし、これをしないと1日中会えない時もある。
送り迎えは大切な時間なのだ。
3 1セントまで予算管理する
吉田恵美が担当する住宅の施工現場。
何か揉めている。
浴槽も洗面台もサイズが違うらしい。
誰のミスかと数人で喧々諤々。
問題を解決するのは大変。
だが、ここでは普通の風景。
吉田恵美の仕事は多い。
製図の作成・確認、工務店との打ち合わせ。
インテリアの買い付けなどを一人で行う。
吉田恵美が依頼主から信頼される理由がある。
予算管理に厳しい依頼主たち。
それに答える為吉田恵美は1セントも見逃さない。
依頼主からの質問に備えて準備をしている。
4 疲れたら15分”power nap”する
吉田恵美の家のキッチンは広い。
夫も一緒にキッチンに立つことがある。
夕食の下ごしらえ後。
吉田恵美は椅子に座り、机に置いたクッションに突っ伏した。
眠ること15分。
”power nap”。
疲れた時は一時休憩。
これでまた動きだせる。
5 週に一度はNYへ行く
吉田恵美の自宅から車で1時間。
マンハッタン。
週に1~2回来る。
訪問するのは、
”Decoration & Design Building”
登録制のショールーム。
照明や家具、壁紙などがある。
ここの商品のほとんどがカスタム可能。
新しい商品を作ることもできる。
吉田恵美に刺激を与える場所である。
6 プロジェクトごもお付き合いをする
大豪邸のオーナー、グレゴリーさんのお宅を訪問。
今回は妻のシャーリーンさんもいる。
グレゴリー夫妻とは8年の付き合い。
今まで3件オファーしてもらった。
シャーリーンさんは吉田恵美を妹のように思ってくれている。
吉田恵美はグレゴリー夫妻の息子の結婚式にも参加。
依頼主とは仕事後もお付き合いする。
これが1日数百件もメールが来る理由。
依頼主のお宅を訪問するのは他にも訳がある。
自分が作った空間のアフターケアも兼ねている。
どのように使われているのかを確認。
そして今後のことも考える。
この日も吉田恵美はキッチンの相談を受けていた。
7 薬師丸ひろ子から活力をもらう
アメリカに住んで約30年。
仕事に恵まれ、家族も増えた。
しかし、ちょっと躓いた時日本が恋しくなる。
そんな時、癒してくれるものがある。
薬師丸ひろ子の曲である。
「あなたを・もっと・知りたくて」
「Woman”Wの悲劇」など。
車を運転している時は口ずさむ吉田恵美。
将来チャレンジしたいことがある。
「いつかは日本で仕事がしたい」
吉田恵美の今後の活躍も楽しみである。
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