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2018年6月4日のセブンルール。
神戸市立須磨海浜水族園。
通称、スマスイ。
600種類、13000の動物がいる。
その動物たちの命を預かる獣医師。
毛塚千穂ただ一人。
毛塚千穂のセブンルールとは?
1 爪は0ミリ
朝8時半。
毛塚千穂のイルカの呼吸数を測り、健康を確認。
次はぺんぎん館。
採血、そしてエコーで妊娠の有無を確認。
毎日、多くの動物を接する毛塚千穂。
爪はかなり短い。
一般的には深爪レベル。
しかし、
”動物は自然からの預かりもの”と思う毛塚千穂。
人間が管理していて怪我をさせるわけにはいかない。
2 園内は笑顔で小走り
スマスイ動物病院。
ここが毛塚千穂の職場。
飼育員からのSOSで生き物たちのもとへ駆けつける。
600種類の生き物がいるスマスイ。
それぞれの命を担う。
携帯のベルがなってまた呼ばれた。
しかし、園内は走ってはいけない。
お客さんたちが警戒してしまう。
園内は笑顔で小走り。
さて、呼ばれた先にいたのはカピバラ。
水中から上がった時が治療のチャンス。
だが、毛塚千穂の出現でまた水中へ戻ってしまった。
獣医師=痛いことをする人。
動物が大好きなのに、嫌われ職業。
割に合わない…。
3 同僚に「先生」と呼ばせない
毛塚千穂が亀の甲羅を叩いている。
これは叩診。
音で中が腐っているかを判断。
腐った部分は削り取る。
ちょっと、ビックリする治療。
だが、このままだとばい菌が繁殖しやすくなる。
仕事が重なると食事の時間が遅くなる。
この日はアボカド入り納豆ごはん。
毛塚千穂は納豆を食べることが多い。
毛塚千穂は同僚から「けーちゃん」と呼ばれている。
飼育員もトレーナーもプロであることは同じ。
毛塚千穂は”フラットな関係でいたい”と思う。
4 残業代は動物に返す
小さい頃から動物が好きだった毛塚千穂。
いつかは動物園か水族園で働きたい。
しかし、それは狭き門。
プラスアルファが必要。
知識や技術を身に付けるために獣医師になった。
願いどおり、獣医師になりスマスイに就職。
しかし、思惑と違っていたことがあった。
園内に獣医師は一人だけ。
前任者と入れ替わりの採用だった。
最初は頼りなかった毛塚千穂。
今は就職して8年目。
信頼される存在になってきた。
毛塚千穂の部屋。
動物の本がたくさん並んでいる。
高い本だと1冊、25000円。
特別な残業代が出た時に本を購入している。
動物の治療、検査、出産での残業。
動物でもらった残業は動物に返す。
頭が下がります…。
5 月に一度 宮田さんに褒めてもらう
大学のクラスメートだった宮田佳奈さん。
今でも月に一度は会う。
毛塚千穂は小さな時の夢を叶えている。
その姿を見るのが楽しいという宮田さん。
スマスイで働く毛塚千穂を周りに自慢している。
それを聞いて元気をもらう毛塚千穂。
しかし、宮田さんの言葉に甘えすぎてはいけない。
このままでは”ただのバカ”と自分を奮起させる毛塚千穂。
6 飼育員の言葉を100%信じる
毛塚千穂を嫌っているカピバラ。
ケガの他に歯にも問題がある。
普段食べている草は短くして与えた。
しかし、食べない。
飼育員の考えで普段通りの長さの草を与えた。
カピバラの食欲が戻って食事をするようになった。
いつも動物のそばにいる飼育員はよく気が付く。
データに反映しない状態で異変に気付いてくれる。
毛塚千穂は飼育員の言葉を信じている。
治療も飼育員と検討して行う。
7 「お客さん」だったことを忘れない
園内を歩いていた毛塚千穂。
落ちていたビニール袋を拾った。
ビニール系のものを動物が食べることがある。
それを阻止するために見つけたらすぐ拾う。
イルカのトレーナーからイルカが誤飲していたと聞いた。
吐き出したが体内に残っている可能性もある。
後日、内視鏡で検査することになった。
後日。
内視鏡検査とイボの除去。
異物も潰瘍もなかった。
イボの除去も無事終了。
実はここ数日ハラハラしていた。
こんな時行くところがある。
イルカライブ館。
観客と一緒にショーを観戦する。
獣医師になる前、ただのお客だった時に戻る。
毛塚千穂は初心を忘れない。
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