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2018年8月20日のyouは何しに日本へ。
アメリカ、ワシントンから来た女性you。
連れはマルチーズのスモーキー。
スモーキーの手術の為にやって来た。
日本滞在約4週間に密着！
ペットは家族！
ワシントンから来たyou。
ジェニファーさん31歳。
IT企業に勤務。
スモーキーが生後6か月の時。
ネットを通じて譲り受けた。
現在、スモーキーは9歳。
今はスモーキーには妻も娘もいる。
ジェニファーさんの大事な家族なんです。
横浜まで27000円
空港からタクシーで移動するジェニファーさん。
ただのタクシーではない。
ペットタクシー。
東葛ペットタクシー。
スモーキーを膝の上にのせてタクシーに乗る。
ペットの毛や匂いを気にしないで乗ることができる。
行先は横浜。
成田からは27000円。
これはスモーキーに負担を与えない為なのです。
スモーキーを襲った病
去年の9月。
スモーキーに異変が起きた。
咳がひどくて呼吸困難。
病院へ行くと、原因は心臓と言われた。
手術しなければ、余命は1年未満。
このままでは死んでしまう。
しかし、診断した病院での手術は難しい。
手術をできる病院を探したジェニファーさん。
横浜の病院を見つけたのです。
スモーキーの為に400万円
スモーキーともっと一緒にいたい。
ジェニファーさんは日本へ行くことを決意。
そして、これが初めての海外旅行。
手術代、渡航費、滞在費など費用は約400万円。
そのうち、約200万円は借金。
どうしてもスモーキーを助けたい！
ペットOKの民泊
横浜の都築区。
ジェニファーさんをハグして迎えた女性。
民泊のホスト。
ちゃんと許可をもらっている民泊。
しかも、ペットOK。
ここで約4週間過ごす。
1泊の料金は50ドル。
約5600円です。
唯一の家族
ジェニファーさんが生後6か月の時。
両親が離婚。
母と祖父に育てられた。
母と上手くいかず、18歳で独立。
最愛の祖父は3年前に他界。
事実上、天涯孤独。
家族はスモーキーたちだけ。
一人ぼっちの誕生日もスモーキーはそばにいた。
唯一の家族なのです。
JASMINEどうぶつ循環器病センター
手術の前日。
ドックカートに乗るスモーキー。
運動しすぎると呼吸に問題が起きるのです。
病院に到着。
JASMINEどうぶつ循環器病センター。
犬猫の心臓や循環器専門の病院です。
スタッフから手術の説明を受けるジェニファーさん。
勿論、英語です。
レントゲンを見ながら丁寧に説明。
僧帽弁閉鎖不全症
スモーキーの病名は、
僧帽弁閉鎖不全症。
僧帽弁とは、
心臓の左側の血液の流れを調整する器官。
レントゲン写真を見ると左心房が膨らんでいる。
普通は膨らんでいない。
血の流れを調整する僧帽弁が上手く閉じないと、
血液が逆流。
だから、左心房が拡張。
治療しないと心臓が大きくなり、
うっ血性心不全になる。
怖い病気なのです。
ジェニファーさんも不安そう。
拡張した心臓が気管を圧迫するので咳が出る。
心臓病は犬にはガンに次いで2番目に多い死因。
説明に同意できたらサイン。
ジェニファーさんのサインのあとに、
犬の足跡の絵。
これはスモーキーも同意したよって意味。
スーパー獣医師
手術当日。
朝6時20分。
咳込むスモーキーをカートに乗せる。
病院に到着。
獣医学博士・上地正実先生に挨拶。
世界中の獣医師が教えを乞う先生。
僧帽弁閉鎖不全症の手術は1000件以上。
スーパー獣医師。
さて、スモーキーの手術は4時間くらいかかる。
簡単な手術ではない。
ジェニファーさんはスモーキーにたくさんのキス。
愛しているわと伝えた。
スモーキーは手術台へ。
手術成功！
手術室から先生が出てきた。
スモーキーは縫合中。
インスタ用の写真を撮るジェニファーさん。
心拍数は95。
これは正常な数値。
モニター上の数値も正常。
手術は成功。
「イエス！イエス！」と喜ぶジェニファーさん。
スモーキーはしばらく入院。
次回は観光してね
手術から6日後。
スモーキーは無事退院。
しっぽを振って喜んでいる。
目が前より輝いていると言うジェニファーさん。
ジェニファーさんにはわかるんですね。
スモーキーのお腹には縫い目。
1か月は安静が必要。
マルチーズの平均寿命は13.1歳。
もっともっと長生きしてほしい。
退院から2週間後に帰国したジェニファーさんたち。
観光はできなかった。
今度は旅行で来てね。
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