情熱大陸棚橋弘至はチャラさでプ女子に愛される美男レスラー


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2018年9月30日(日)放送の情熱大陸。

会場は異様な熱気に包まれていた。

その中心にいる男、プロレスラー棚橋弘至(41)。

男性客一辺倒から女性が会場の4割になるまでに変革した。

プロレスに閑古鳥が鳴いた時代

そう囁かれたどん底の時代を棚橋弘至(41)は忘れない。

ドンドンドン、客席の一列一列が減っていく感じがえげつなかった。

スターが生まれる環境。

それを整えるのが急務だった。

それがすべての始まりだった。

チャラさをプロレスに持ち込んだ

時にはファッション雑誌のモデル。

時には育児雑誌の表紙を飾る。

プロレスにつきまとう男くさいイメージ。

それを払拭したのが棚橋弘至(41)。

ファンとの交流はかかさない。

一人一人と握手しハグする。

ファンの名前も覚えて呼びかける。

リングに愛とチャラさを持ち込んだのが棚橋弘至(41)なのだ。

基礎練習は欠かさない

そこには棚橋弘至(41)の本気のプロレス愛が見える。

棚橋弘至(41)が所属するのは新日本プロレス。

46年前にアントニオ猪木が創設。

アントニオ猪木の自宅に立てられた道場が今でも使われている。

現在、新日本プロレスに所属するレスラーは36人。

ライバル同志が顔を合わせないように練習時間は分けられている。

何度も何度も練習で投げ続けられる棚橋弘至(41)。

実は受け身の練習。

大技をかけられて怪我をしないための練習。

だから決して欠かすことはできない。

練習パートナーには、いつも感謝。

ありがとうの言葉を忘れない。

41歳、プロレスラーになって19年。

右膝のじん帯を二本失っている。

膝をかばって歩くことが癖になった。

筋トレは毎日鍛える部位を変える。

この日は、背中中心のメニュー。

バーベルは100キロを持ち上げる。

歯を食いしばる棚橋弘至(41)

こんな練習を2時間続ける日々。

しかし、この練習の仕上げには意外な結末が。

それは日焼けマシーン。

これはリング上のダウンライトで筋肉映えする工夫。

色が黒いと上からの照明で筋肉の陰影が濃くなる。

自分の体がステージ映えする工夫なのだ。

力道山がもたらした食習慣

食事はちゃんこ。

身長181㎝ 体重103キロ。

その体に似つかわしくないほど、ご飯の量は少ない。

鍋の中にある肉の脂肪を丁寧にはずす。

膝のことを考えてウエイトコントロールをしている。

だから食事には人一倍気を遣う。

脂肪はひとたび体に入れば燃焼させるには多大な努力がいる。

それなら、体に入る前にちょっと我慢すれば、その苦労はいらなくなる。

徹底した肉体管理を自らに課していた。

試合前には美容室に立ち寄る

ポニーテールの先を長くするため、エクステをつける。

うなじには細かい三つ編み。

武道館用に上から見下ろしてもキレイに見える髪型が出来上がった。

美容師さんから、自分の子供も棚橋弘至(41)のファンだと告げられる。

テレビの露出が多くなるにつれファン層が拡がっていく。

地方巡業を休まない理由

じん帯が無い右膝は悪化していた。

軽い曲げ伸ばしにも激痛が走る。

年間120試合をこなす。

その半数が地方巡業。

移動しては試合、その繰り返し。

怪我は覚悟の上。

レスラーはリング上にいなくてはならない。

それが棚橋弘至(41)の信条。

試合を休むことはできない。

その理由は年に1回か2回しかまわれない地方のファンのため。

棚橋、今日は休みか–とファンを失望させたくない。

幼いころから憧れ続けたプロレスの世界。

今、その場所に立っていることの責任を全うしていく。

自分の食事は自分で作る

基本、家族のご飯と自分のご飯は別メニュー。

低カロリー、高たんぱくな食事をこころがける。

本日のメニューは鶏のささみともやし、それに青梗菜をトッピングした担々麺風ラーメン。

このラーメン2杯で250キロカロリー。

インスタグラムにアップするのを忘れない。

これはプ女子へのサービス。

低カロリーメニューは女子うけするからだ。

これもプロレスを拡めるためのツールの一つ。

ファッションにインターネットラジオ

勿論、自撮りファッションもアップする。

その中で特に受けたのが裸のアップ。

レスラーにとって筋肉は最高のファッションとなりえる。

そして、棚橋弘至のPodcast。

新日本プロレスのウエッブサイトで聴くことができる。

本当は喋るのは苦手。

でも、全てはプロレスの為。

その努力が1万2000席の会場を埋め尽くす結果に。

リングの外で駆けずり回った結果が形になる。

武道館を覆い尽くす棚橋コール。

そのファンの熱気が棚橋弘至(41)の心を揺り動かす。

会場から出待ちのファンに遅くまでありがとうと声をかける。

その声は限りなく優しく響いた。

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