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2018年12月11日のセブンルール。
日本国内のLCCの中で最多便数を誇る、
ジェットスター・ジャパン。
2018年7月、女性初のパイロットが誕生した。
パイロット、長瀧矢永子24歳。
副操縦士になって半年。
長瀧矢永子のセブンルールとは?
1 出社はフライトの1時間40分前
午前4時。
車で家を出る長瀧矢永子。
この日のフライトは、
成田ー福岡までの往復。
そして成田ー沖縄。
成田国際空港の第三ターミナルへ到着。
パイロットはフライトの1時間前に出社。
これが規則。
しかし、長瀧矢永子は更に40分前に出社する。
余裕を以てフライトしたいのだ。
フライトに関する資料を確認を。
そして、機長を待つ。
2 出発前に手を振る
フライト前の機長と打ち合わせ。
まずは、ライセンスの確認。
次に、気象の確認。
飛行経路の確認。
確認事項は数百項目もある。
キャビンクルーとも打ち合わせ。
この日の成田―沖縄は長瀧矢永子が操縦する。
機体に乗りこんでからも忙しい。
機体のシステムチェック。
機体周囲の安全点検など。
やることが多い。
これはLLC特有なのだろうか?
点検を終えると、地上スタッフやお客に手を振る。
飛行できるのはスタッフたちのおかげ。
感謝の気持ちを忘れないようにしている長瀧矢永子。
3 疲れたときはステーキを食べる
長瀧矢永子は大阪府大阪狭山市出身。
小学生で水泳のジュニアオリンピックに出場。
将来有望な選手だった。
五輪に行きたかったが、成績は10位がいい方だった。
テレビドラマのパイロットに憧れた。
2013年桜美林大学パイロット養成コースに進学。
しかし、授業料と訓練費が別にかかる。
約2000万円。
奨学金では足りません。
親戚にも借りた長瀧矢永子。
やっとの思いでパイロットになったのだ。
飛行機は那覇に到着。
悪天候のため混雑し、到着が遅れた。
気を遣いすぎて肩の辺りが筋肉痛になる。
疲れて一人の時は、ステーキを食べる。
大きなステーキを食べて元気になる。
4 目覚ましは20回かける
運行後、コックピット内で反省会。
パイロットは半年に一度審査を行う。
常に技量の維持が求められる仕事。
教えてもらったこと、課題点をまとめて復習。
それから就寝。
長瀧矢永子には寝る前にすることがある。
目覚ましの準備。
20回+スヌーズが何回も鳴るようにする。
無意識に止めているらしいのだ。
遅刻したら減俸。
遅刻は何としても避けたい長瀧矢永子である。
5 休日は飛行機を眺める
長瀧矢永子の自宅から車で10分にある、
さくらの山公園。
休日、訓練の同期とここに来た理由とは。
それは飛行機を見ること。
長瀧矢永子は高校の時は関空へよく行っていた。
飛行機が本当に好きなのだ。
6 同僚からの手紙は持ち歩く
同期二人とステーキを食べる長瀧矢永子。
疲れていなくてもステーキだ。
ジェットスター・ジャパン入社後。
1年半は、地上勤務と訓練。
訓練は韓国で行われた。
ホテル住まいで同期とは1日中ずっと一緒だった。
家族みたい間柄。
長瀧矢永子は通常1回で受かる試験を、
3回落ちた…。
部屋にこもって泣いていたという。
パイロットになれないと思った。
たくさんの人に支えてもらったのに…。
そんな思いを乗り越えてパイロットになれた。
長瀧矢永子がいつもバックに入れているものがある。
同僚からもらった手紙。
たくさんの励ましの言葉。
これは、長瀧矢永子のお守り。
7 客室に出て乗客を見送る
とある日。
長瀧矢永子はコックピットで飛行をしていた。
上空がカタカタ揺れる日だった。
堪えられない揺れではないと判断。
そのまま飛行しようとしていた。
が、
機長は、子供が多いので回避しようと提案した。
そこまで気配りができる機長をスゴイと思った。
その後、長瀧矢永子の行動に変化が起きた。
客室に出てお客様をお見送りするようになった。
今までも乗客の安全を意識していた。
でも、更に人を運んでいることを忘れないようにしたい。
「ナイスランディング!」と言われる時が嬉しい時である。
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