スポンサーリンク
2018年12月28日のアナザースカイ。
爬虫類ハンターで有名、
静岡大学の教員、加藤英明。
今回も爬虫類を求めて世界を旅する。
アナザースカイはウズベキスタン。
ほとんどが砂漠の国
ロシアの西側に位置するウズベキスタン。
面積は日本の約1.2倍。
人口は、約3190万人。
1991年のソ連崩壊を機に独立した若い国。
シルクロードの中継地。
国土の8割は砂漠である。
加藤英明は27歳の時ウズベキスタンを訪問。
まだ研究者のタマゴだった頃。
砂漠の生き物を調査。
砂漠の暑さを初めて経験。
今度は冬の砂漠を体験することとなる。
砂漠に残された廃船
首都タシュケントからヌクスへと移動。
街で買い出しを終えた加藤英明。
更に来るまで3時間ほど移動した。
砂漠の中。
一艘の船があった。
茶色く変色した灰色の船。
この砂漠はかつて湖だった。
アラル海。
琵琶湖の100倍くらいの海のような湖。
世界で4番目に大きかった
わずか半世紀で10分の1くらいに小さくなった。
それは自然になったわけではない。
人の力である。
ソビエト連邦の自然改造計画が影響していたと思われる。
砂漠の生物は分布を拡大させた。
しかし、魚は全滅。
加藤英明の思いは複雑である。
冬のロシアリクガメに遭う
翌日。
加藤英明はロシアリクガメを捜索。
道案内は、
歴史学者のドスパノフ・オクトーバーさん。
地元の人でも冬にカメは見たことがない。
ほんとうに会えるのか。
砂漠を2時間車で走る。
砂漠に穴が開いている。
良く観ると結構ある。
これがカメによる穴。
この奥でロシアリクガメは冬眠しているのか?
砂漠の夜は冷える。
マイナス30度くらいまで下がる。
寒さから体を守る為に奥深くで冬眠しているはず。
加藤英明はスコップで掘る、掘る、掘る。
汗をかいて彫り続けた。
加藤英明は手袋を履いていたが皮が剥けていた。
オクトーバーさんも別の場所で掘ってもらう。
2時間経過。
ロシアリクガメが見つかったらしい。
オクトーバーさんの方だ。
穴の奥でカメの甲羅が見えた。
10年以上のメスのロシアリクガメ。
体温は7度。
外気温は4度くらいだった。
以外と痩せている。
冬眠中なのでもっと太っていると思っていた加藤英明。
ロシアリクガメをまた穴に戻す。
目当てのロシアリクガメを見つけることができた。
しかし、加藤英明はそれほどテンション上がらなかった。
「私みつけてないので」
見つけたことは嬉しい。
でも自分で見つけたかったんだね。
砂漠でオオクチガマトカゲを探す
ムイナクからキジルクム砂漠へ移動した。
キジルクム砂漠の面積は日本の8割くらい。
冬のキジルクム砂漠は生き物の姿が見えない。
砂漠の奥深くにいる。
ここでオオクチガマトカゲを探すという。
ガマ口のように大きな口をしたトカゲ。
口の周りのヒダが発達している。
野生のオオクチガマトカゲ。
しかも冬のオオクチガマトカゲは貴重である。
加藤英明は遭うことができるのか?
捜索開始は朝9時半。
外気温はマイナス2度。
砂漠も凍っている。
砂はカッチカチ。
これが生き物を守っている。
しかしここまでカッチカチだとは、
加藤英明も想像してなかった。
だから、わかると嬉しい。
さて、オオクチガマトカゲをどう探すのか?
ポイントは砂漠にできた丘。
オオクチガマトカゲは丘をなわばりにする。
1カ所目。
掘っていくとゴミムシダマシが出てきた。
これはオオクチガマトカゲの餌になる。
この奥にいる可能性がある。
しかし、1時間半掘ったがダメだった。
2カ所目もハズレ。
13時過ぎ。
3カ所目にトライ。
掘ること1時間。
掘った先が崩れて埋まり、また掘る。
そしてハズレだとわかる。
ドライフルーツでエネルギー補給。
14時半になった。
日没まであと2時間半。
サソリが出てきた。
指の先くらいの大きさ。
眠っているのでうごきが鈍い。
ゴミムシや白ゴキブリなど餌になりそうな虫はいる。
しかし、オオクチガマトカゲは出てこない。
砂がサラサラになった。
サラサラの砂ではトカゲの体から水分が蒸発する。
もっと湿度の高い深いところにいるはず。
掘っている間も加藤英明はワクワクしている。
しかし、タイムアウト。
日没。
オオクチガマトカゲに会えなかった。
2m掘った。
これ以上奥にオオクチガマトカゲがいる。
それがわかっただけでも成果はあった。
しかし、今回は加藤英明の負けである。
勝つまでこの戦いは延期。
スポンサーリンク