激レア油揚げ職人が創ったトチオンガーセブンというヒーロー


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[激レアさんを連れてきた] ブログ村キーワード

2018年12月24日の激レアさんを連れてきた。。

赤いスカーフの男性がホシさん(星知弘)さん。

隣の女性が奥様のキヨミさん。

激レアさんはホシさん。

油揚げ職人。

しかし、子供の頃からヒーローになりたかった。

そして、その夢を叶えた。

一般人なのに、地上波でヒーロー番組を放送!

妄想からヒーロー作りへ

新潟県長岡にある油揚げ屋、”毘沙門堂本舗”。

二代目が、ホシさん。

キヨミさんと二人で経営。

しかし、ホシさんにはある思いがあった。

「ヒーローになりたい!」

憧れていたのは、”鉄人タイガーセブン”。

悩み苦しむヒーローだった。

思いは強く、一日の大半をヒーローになり妄想。

そして、助けを求める子供の声まで聞こえ出した。

重症である。

妄想と現実とのバランスを保つために考えたこと。

それが、ヒーローのスーツ作りだった。

44歳だったホシさん。

初めて作ったスーツだが、クォリティが高い。

マダラオオトカゲをヒントに制作したので”トカゲ男”。

しかし、テレビで観た〇〇ライダーに似ている。

子供たちのヒーローへ

”トカゲ男”を作ったホシさん。

「ああ、誰かに見てほしい」

地元の保育園に行ったホシさん。

頼まれていないのにヒーローショー。

喜んでもらえた。

ヒーローになる快感を味わったホシさん。

ホシさんは喜んだが、家族は違った。

仕事はキヨミさんに任せっきり。

子供たちは思春期である。

ヒーローの父親を歓迎はしなかった。

降りかかる天罰

いい気になっていたホシさん。

保育園でヒーローになっていた。

ある日、ある映画会社からクレームが入った。

ホシさんのヒーローはやはり人気キャラに似ていた。

趣味で楽しむのはいい。

不特定多数に見せてはいけない。

オリジナルヒーロー誕生

ホシさんは誓った。

真面目に油揚げ職人の仕事をしよう。

しかし怪人に襲われる子供の声が聞こえる。

喜ぶ顔が忘れられない。

オリジナルヒーローならいいだろう。

油揚げからヒントを得て生まれたヒーロー。

”炎の天狐トチオンガーセブン”。

粘土で造形。

専用の特殊素材を利用して作成。

夜中にするのでうるさい。

シンナーのような匂いもする。

そして、掃除はキヨミさんの負担となった。

制作期間2カ月。

10万円かかった。

変身ではなく変化(へんげ)

お供えをすると人間と神さまが融合。

トチオンガーセブンになる。

両肩に油揚げ、ベルトにはキツネの顔。

変身ポーズ!

「トチオンガーセブン スパークファイヤー!」

”トチオンガーセブン”は人間と神様の融合。

変身じゃない。

本当は変化(へんげ)。

でも、自分でも変身って言ってしまうホシさんです。

ギンガブルーに出会う

「ああ、誰かに見てほしい」

ホシさんの思いは募る。

しかし、

外で着ているのがばれたら家族に叱られる。

facebookに投稿した。

すると、旅番組出演のオフォーが来た。

「照英の定番ハッケンの旅」

照英=”ギンガブルー”だと意識するホシさん。

ヒーローに会えて嬉しかった。

地元のヒーローショーイベントからも出演依頼。

ホシさんは幸せだった。

その時、キヨミさんは、

「夢が叶って、幸せな人だあ」

あのスーツをボロボロにしてやりたい思いもあった。

人生最大のチャンス

「ドラマやりません?」

新潟テレビ21のプロデューサーからのオファーだ。

6夜連続でできるが、テレビ局には金がない。

制作費はホシさんが持たないといけない。

テレビで放送するが、自主制作。

こんなオファーもあるのか。

予算は200万円。

200万円もかかる。

いや、200万円で自分の番組が作れる!

一人5役

節約のためにホシさんは考えた。

プロデューサーや監督以外はすべて自分でやる。

主演、原作脚本(一部友人協力)、主題歌の作詞や歌。

敵のスーツ作りなど美術も。

口笛で作曲したと言うホシさん。

口笛はあまり上手くないです。

でも、歌は上手かった。

心を開きかけた悪役が人間に殺されるって設定。

社会問題や人間の負の部分など、

泥くさいどらまを子供たちに見せたかったホシさん。

トチオンガーセブンは大人気

さて、実際の放送は夜2時台。

真夜中のドラマなので誰も観ていないと思っていた。

翌日、大勢のお客さんがお店に殺到。

子供たちが親を連れてくる。

ホシさんは尊敬のまなざしで見つめられた。

キレイなお母さんだと戻ってこないホシさん。

キヨミさんは「仕事してほしい」って気持ちが募る。

劇場版トチオンガーセブン

ホシさんの奇跡は続く。

トチオンガーセブンの映画化決定した。

隣町の柏崎市が舞台。

新潟県長岡市の映画館で上映。

大行列。

親子連れが多い。

ホシさんの家族も来た。

アクションもパワーアップ。

敵が殺されて爆発するしお金かかっています。

監督は橋本一。

”相棒”も手掛けた人です。

上映会終了後の舞台挨拶。

ホシさんは70年代のドラマの想いを熱く語ってました。

想いが強すぎて、涙でボロボロです。

キヨミさんは複雑です。

応援したい気持ちもあるんです。

でも、本業も忘れないでほしいんです。

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