人生最高立川志らくが語る中山競馬場梅屋の肉そばとオグリキャップ


スポンサーリンク

[人生最高レストラン] ブログ村キーワード

2018年12月15日の人生最高レストラン。

本日のごちそう様は落語家の立川志らく

テーマは立ち食い。

前座時代は立ち食いに行くことが贅沢だった。

人生最高の立ち食いと師匠立川談志の思い出話。

金魚を食べようと思った

立川談志に憧れて落語界に入った立川志らく

前座時代は超貧乏だった。

パンの耳をもらって飢えをしのいでいた。

先輩の立川談春は金魚すくいが得意だった。

何十匹もすくっていらないものは捨てていた。

5~6匹ちょっと残してほしいと頼んだ。

「焼いたら食えるよ」

金魚さえ食おうとしていた。

そんな貧乏時代は約2年くらい続いた。

超貧乏は師匠の教え

「飢えと貧乏を知らないと、

 落語は語れないんだよ」

師匠・立川談志の言葉である。

立川談志は敢えて弟子を貧乏になるように仕向けた。

月1万円の上納金を求め、

アルバイト禁止、

食事代無支給だった。

立川談志の家にいても食事は師匠だけ。

弟子には食事はなし。

その他にも家賃も払わないといけない。

どうやって生活するのか?

「それを考えるのがオリジナリティにつながる」

師匠の要求は多い。

俺に迷惑をかけなければいいってのが考えだ。

だから、犯罪を犯してもいいってこと。

警察に捕まったら、それもウケるだろう。

なんでも落語で取り戻せる。

師匠を身近に感じた出来事

立川志らくが入門して半年経った。

立川談志がハワイで落語会をする。

それに付いて行った。

初めての海外旅行。

立川談志はフォーストクラス。

立川志らくはエコノミーだ。

飛行機の中で寝ていると立川談志が来た。

頭を殴って、

「この野郎!飛行機に乗ったら寝るな!」

と怒られた。

「おまえは寝ずに俺の様子を窺ってろ」

師匠が用事を言いつけたら、動く。

そのために同行させていたのだ。

立川談志の様子に周りの人もビックリ。

立川談志が来る度に周りが起き出した。

ハワイでも叱られ続ける立川志らく

ある日、夜中2時か3時に呼びだされた。

前座は本来、酒を飲んではいけない。

でも、海外だから特別に飲ませてやると言う師匠。

冷蔵庫でギンギンに冷えたビールを飲んだ。

師匠が直々に注いでくれた。

入門した初日。

いいお天気ですねと師匠に声をかけた立川志らく

立川談志は不機嫌になってしまった。

前座は口をきくなと言うのだ。

さらに「空間を埋めようとするな」

「俺に気を遣わさせるな」

「俺が何か言ったら答えろ」

「どうしても相談したいことだけ話せ」

そのせいで、ずっと師匠と話をしてなかった。

しかし、この夜は立川談志から、

「落語は何しているんだ」

「親は元気か」と声をかけてもらった。

ずっと叱られてばかり。

いつか刺してやろうと思っていた立川志らく

ここから師匠への思いが変わった。

この人の弟子になって良かったと思った瞬間である。

人生最高の立ち食い

千葉県船橋。

中山競馬場にある”梅屋”。

普段はかけそばを食べていた立川志らく

かけそばは、あまり美味しくない。

ある日、肉そばを食べた。

これが美味かった…。

肉そばを食べたのにはきっかけがあった。

オグリキャップである。

地方競馬上がりで中央競馬で勝ち続けた。

「あし毛の怪物」と言われたオグリキャップ。

しかし、後半は惨敗が続いた。

引退レースは年末の有馬記念。

パドックでは終わった馬と言われていた。

「おじさんたちをギャフンと言わせろ、オグリキャップ」

オグリキャップへの応援の為、

単勝で1万円買った立川志らく

当時の彼の稼ぎにしたら100万円くらいの価値がある1万円。

思い切ったものである。

1990年有馬記念がスタートした。

オグリキャップは中盤より前側。

レースが進むうちに前に出てきた。

騎手は武豊だった。

スピードを増したオグリキャップ。

最後の最後で優勝した。

多くの人の血が騒いだ。

「やっぱりオグリキャップだった」

涙が止まらなくなった立川志らく

腹が減っていることを思い出した。

いつもの地下のフードコートで”梅屋”に並ぶ。

肉そばを頼んだ。

そばの出汁で煮込んだ豚バラ肉。

真ん中にネギをたっぷり乗せてあった。

とても美味しかった。

この日だけ、オグリキャップの興奮の為に美味しいと思っていた。

しかし、他の日に行っても美味しい。

30年経った今でも美味しさは変わらない。

 

 

 

スポンサーリンク


このサイトについて

seesaaテレビ/映画/DVDカテゴリで
常にTOP20 入っている
ながらテレビのWordPressバージョンです。

最新のトレンドを
新しいビジュアル、切り口で
レビューしていきます。


にほんブログ村 テレビブログ テレビ番組へ
にほんブログ村

テレビ番組 ブログランキングへ
follow us in feedly

カテゴリー