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2019年2月25日の激レアさんを連れてきた。。
「突き詰めれば道になる」と誰かが言っていた。
バス好きの少年が、バス好きのオッサンになった。
それでもバスへの愛は変わらない。
そして、町のヒーローになったお話。
4歳でバスに出会う
激レアさんは、ヤマモトさん。
個人でバス路線を開通させるのだが、
その話はもう少しあとで。
ヤマモトさん、4歳。
家の前にバスの停留所があった。
バスを見て「かっちょいい!!」
バスに魅了されてしまった。
夢はバスの運転手。
バスの魅力はその大きさ。
そしてバスガイド~。
免許は取得したが…
ヤマモトさんが大学生21歳の時。
大型二種免許取得へ挑戦した。
当時教習所がなかった。
いきなり試験を受けることになった。
受験生の中で一番若かったヤマモトさん。
他の人たちは何度も受験経験のある運転手ばかり。
しかし、合格したのはヤマモトさんだけ。
早速、顔見知りのバス会社へ行った。
「回送でいいから乗せて!」
バスを運転したかったが、断られた。
じゃ、大学卒業後にバス会社へ就職しようと考えた。
ヤマモトさんが希望したのは観光バス。
しかし、若造は雇わない。
経験と腕が必要。
若造だとバスガイドに気をとらえる。
バスの運転手の夢は散った。
自腹でバス買っちゃう!
バス会社へ就職できなかったヤマモトさん。
実家の酒屋で働くようになった。
バス会社の整備場の前でバスを見つめる。
「バスさえあれば、運転できるのに…」
バスへの思いは消えていない。
ヤマモトさんの父親が、
「自分で稼いでバスを買え」と言った。
でも、バスってとても高い。
何千万円もする。
中古バスの販売代理店を見つけた。
そこに700万円のバスを発見。
中はフル絨毯、Barカウンター付き。
特殊すぎて安かった。
しかも、たまたま買った安い株が10倍に値上がり。
貯金ができたので購入できた。
バスに乗る理由が必要
しかし、バスに乗る機会がない。
個人がバスのナンバーを取得するには、
明確な運行目的や詳細な取り決めが必要。
月一でお客さんを乗せるイベントを思いついた。
のべ20回以上役所通いし、
接待旅行の必要性を語った。
認めてもらった~。
大好きなバスがそばにある日常を満喫。
毎日2時間かけて車体を磨いた。
休みの日は朝から晩まで。
運転日。
本物の運転手のように制服と白手袋を用意。
乗る前に全身消毒するためにお風呂に入った。
もちろんバスガイドもバイトで雇った。
バスガイドがいないと格好がつかない。
バスで大赤字
だが、本当のバス運転手になりたい。
ヤマモトさんは夢を諦めなかった。
すると、ある会社からバス運転の依頼があった。
葬儀やさんの送迎業務。
貯金で小型のバスを購入した。
バスは2台になった。
父親の店を担保にしての購入だった。
しかも何千万もする霊柩車も買うはめになった。
騙されているような感じがする。
やはり、大赤字。
規制緩和で道が拓く
30代になったヤマモトさん。
1990年代。
一般のお客を乗せるには高い規制の壁があった。
最低7台のバスを保有する必要があった。
だが、規制緩和になった。
ヤマモトさんは一般のお客を乗せることができるようになった。
ヒーローへの道
自分のバスで町を走っていたヤマモトさん。
年寄が多いし、その年寄が元気がないことに気づいた。
お年寄が気軽に近所に外出できるように、
バスを走らせたい!
地域の役に立ちたいと考えたヤマモトさん。
市の担当者へバス利用を伝えると、
この事業権をバス会社のコンペで決めようってことになった。
ヤマモトさんの会社は一番小さかった。
しかし、ヤマモトさんはリアルな街の声を武器にした。
バス停から病院まで遠いという声があった。
→病院の玄関口にバス停を作ろう。
商店街にバスで行きやすくしてほしいという声には、
→商店街にバス停を3つ作ろうと提案。
そして、途中下車を無料にしようとも考えた。
結果、ヤマモトさん勝利。
路線バスの運転手になることができた。
それが、”銀河鉄道バス”
地域の人に毎日感謝されながら運行している。
地域の足になったのです。
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