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2019年4月9日のセブンルール。
本間涼子38歳。
北星学園余市高校の教師である。
北海道にある北星学園余市高校。
ドラマ「ヤンキー母校に帰る」のモデルになった学校。
全国から高校中退者などが多く集まる。
そこで教師をする本間涼子のセブンルールとは?
1 寝てる生徒は何度でもおこす
本間涼子の担当は理科。
教室は落ちつきがない。
黙って先生の話をじっと聞いているタイプの生徒は少ない。
中には机につっぷして寝る生徒もいる。
「柳沢!」
本間涼子の声が響く。
呼ばれた生徒が起き出す。
頑張って集中しようとするが、10分後また寝る。
その度に本間涼子の声が響く。
寝ている生徒は何度でもおこす。
本間涼子は諦めることを知らない。
2 服はド派手に
北星学園余市高校は服装や髪形に規制はない。
他の学校と比べると華やかである。
しかし、学校で一番派手なのは本間涼子かもしれない。
夜10時勤務が終わり帰宅。
自宅のクローゼットには明るい色の衣装が多い。
本間涼子が派手な服が好きだからだけではない。
子供の世界は狭い。
これアリって世界を教えてあげたい。
ド派手な服にもメッセージがあった。
3 休日も生徒と遊ぶ
本間涼子は兵庫県生まれ。
幼いころに両親が離婚。
経済的に親の世話になりたくなかった。
だからあんまり学費の高くない学校を選んだ。
結果として教員養成系の学校へ行くことに。
自分から先生になりたかった訳ではなかった。
22歳の時。
地元の私立小学校で理科の非常勤講師になった。
しかし、ある時北星学園余市高校の存在を知った。
演じることなく、生徒とまっすぐ向きあえる。
24歳で北星余市高校に勤務して14年が経った。
本間涼子の休日。
札幌の円山動物園に行く。
数名の生徒も一緒。
これは課外授業ではない。
生徒たちから希望者を募ったのだ。
生徒から見たらこれは「本間涼子を労ろう会」。
仕事、プライベート抜きでつきあえる仲である。
4 やらかした生徒は全員の前で謝罪
ルスツリゾートで年に一度のスキー合宿。
生徒を見守る本間涼子に一本の電話。
滑りたくないと言う生徒の為にヒュッテに戻る。
また別な生徒が帰ると言い始める。
「こっから帰る事考えたら、めっちゃめんどいで」
滑るように説得する本間涼子。
そして、夕方に一触即発の事件がおきた。
バイキング形式の夕食。
混雑を避ける為、クラスごと取りに行くルール。
空腹で待ちきれない男子が切れた。
「どんだけ待たせんだよ!」
キレる生徒に、
本間涼子は「そんなでイライラするのはいかん」と諭す。
夕食後、その男子生徒のもとへまた話に行く。
生徒が理解するまで説得する。
なぜ駄目なのかの道理を話す。
最後にやっとみんなに迷惑をかけたことを納得させた。
翌朝の朝食前。
例の男子が全生徒たちの前に立って謝罪。
人に誤ることが負けだと感じている子が多い。
「”ごめんなさい”を早い段階でくぐらせといた方が、
変なプライドがなくなっていく」
謝って解決する道があるんだという事を生徒たちは学んでいく。
5 ご褒美はシール
放課後、生徒たちのたまり場は職員室。
仕事は生徒たちが帰った後から始める。
シール貼り。
生徒が提出したプリントの評価だという。
補足説明を自分でまとめたりメモしてたら、
それはナイスプリントとしてシールを貼る。
ちょっと小学生の採点のようだ。
自分で必要なことを後で見てわかるようにメモする力は必要。
その力をつけるための練習。
本間涼子が見据えているのは、卒業後のこと。
7 どこまでもしつこい教師でいる
本間涼子は生徒を自宅へ招待。
生徒の誕生月にお好み焼きをふるまう。
普段話をしない子たちをつなげることも目的の一つ。
本間涼子は自分が受け持ち卒業した子には年賀状を勝手に送っている。
年賀状は増え続けるだろう。
生徒からの返事にはお好み焼きを恋しがる声もあった。
本間涼子が車でとある牧場へ向かった。
ある生徒がいる。
ここは”謹慎の館”。
問題を起こした生徒が雪かきや牛の世話をする。
他の生徒への嫌がらせで1週間謹慎していた。
牧場の生活が終わっても、まだ終わりではない。
反省文を書かないといけない。
生徒が書いた反省文を詠み、
「もっと丁寧に書き?」
「俺が読むんだから関係ないじゃん」
「何が関係ないん?」
「ダルイな」
本間涼子はどうしてやってしまったのかを書くように指導。
再度やり直し。
そして、撮影を断り20分間、二人で話していた。
生徒たちは本間涼子のことを、
”うざい”、”おせっかい”、”しつこい”と言う。
だけど、”それがありがたい”とも言う。
生徒には本間涼子の気持ちが届いていた。
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