アナザースカイ西野亮廣がラオスを絵本の舞台に選んだ訳


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2019年4月19日のアナザースカイ。

1999年。

お笑いコンビ、キングコング結成。

翌年2000年。

NHK上方漫才コンテストで最優秀賞を受賞。

しかし、現在。

相方、梶原雄太はYouTuber。

そして、西野亮廣は絵本作家となった。

西野亮廣のアナザースカイはラオス。

大きな時計台を作りたい!

タイの隣国、ラオス人民民主共和国。

かつてフランスが統治していたので凱旋門がある。

「カッコイイっすね」

ここは西野亮廣の6作目の絵本の舞台。

1年前、西野亮廣は絵本製作の為に訪問していた。

西野亮廣は地元兵庫に時計台を作りたいとも思っている。

西野亮廣の肩書は絵本作家だけではない。

オンラインサロン主宰、映画製作、美術館創設…。

地元に時計台を作る時、高さ制限がある。

12m。

だが、もっと大きなものを作りたい。

ラオスの凱旋門に上った。

街が見渡せられる。

「これくらいの大きさの時計台を作りたいらしい」

西野亮廣は何を目指しているのか?

スナック「キャンディ」

西野亮廣が作っているオンラインサロン。

そのメンバーと作ったスナック「キャンディ」。

6作目の絵本の時計を連想させるモチーフが飾っている。

オンラインサロンは、

月額会員制のWeb上で展開されるコミュニティ。

西野亮廣からもファンからも情報が発信される。

タッドロー滝での歓喜

西野亮廣の6作目の絵本。

”チックタック~約束の時計台~”。

舞台は兵庫県川西とラオス。

1年前にラオスを訪問。

その足跡を辿る。

ラオス南部の都市、パクセー。

当時の宿泊先に行ってみた。

絶景のタッドロー滝。

ディズニーランドのアトラクションのようだ。

段々畑のような滝が広がっている。

この滝野のすぐ近くのロッジが宿泊先だった。

気温は38℃。

西野亮廣はまずは須藤マネージャーを川に落とす。

そして、自分も川に落ちた。

川が気持ちいい。

ついで、 

防水カメラを持ってカメラマンも飛び込んだ。

その時大変なことが起きた。

カメラマンが小型カメラを落としてしまった。

川の水は茶色く濁っている。

川の周りで「ヤバい」を連発する西野亮廣たち。

緊急事態を察知したのは地元の子供たちだった。

次々と飛び込みカメラを探す。

探すこと5分。

少年がカメラを発見してくれた。

歓喜の瞬間である。

小学生たちと遊ぶ西野亮廣

ファイルーシ小学校。

1年前、ラオスで学校を開いている日本人メンバーに同行。

西野亮廣は開校式に参加していた。

「この子たちを完全に笑わす方法を知っています」

子供たちの前で、

両手の指を使って目じりを下げ口角を不自然に上げる。

変顔の出来上がりだ。

前は受けたが、今回は空振り。

お笑いの魂が悲しい。

1年前も子供たちと遊んだ西野亮廣

今回も遊ぶこととした。

赤と青のリボンをズボンやスカートの後ろに付ける。

男子と女子に別れてリボンを取り合う。

西野亮廣は男子チーム。

それなのに、なんか様子がおかしい。

リボンを取られたのにまだ参加している子たちがいる。

そして、なぜか同じ仲間から狙われる西野亮廣

ルールは既に崩壊していた。

絵本のモデルの木

あくる日。

パクセーから車で約4時間の田舎へ移動する。

ここが、絵本の舞台。

舗装されていない道。

裸で歩いている子供。

高床式の住居。

西野亮廣は絵本の舞台にどうしてラオスを選んだのか?

どうやら、ラオスの木が「超カッコイイ」らしいのだ。

モデルになる木に遭遇。

テイという名の木に、ハイと言う名の木が絡んでいる。

それで一本の木を形成。

枝は周囲に伸びて葉を茂らせていた。

そして、西野亮廣が描いた絵は、

生き物のように絡まり合った木が空に伸びていた。

そして、幹に丸い時計が埋め込まれていた。

5年間温めた時計の話

「時計の話を描きたかった」

構想5年。

短針と長針が1時間に1回すれ違う時計。

しかし、11時台だけは絶対に重ならない。

短針が逃げ切って次に重なるのは12時。

そこに物語性を感じた。

大きなことを成し遂げる前には報われない時間がある。

西野亮廣自身と重なった。

しかし、説教臭くなく伝えたかった。

時計と森を重ね合わせると・・・。

「結構興奮するかも」

それがラオスの木へ続いた。

タモリからの言葉

結成してすぐ頭角を現したキングコング。

しかし、本人たちの心情は安定してなかった。

西野亮廣は苦手なものを排除することにした。

ひな檀、クイズ番組、グルメ番組。

苦手なものに出演しないことにした。

しかし、苦手なものをやっている人からは苦言。

そんな時支えになってくれた言葉。

タモリが「お前、絵描け」と言った。

「描けるようになるから描け」

西野亮廣は独学で絵を勉強。

2009年、絵本作家デビュー。

画力は上達したが、すぐ結果は出なかった。

売れない…。

それに対してタモリは「時代を追うな」と。

「時計の針は一周回ってきて必ずお前のとこに合うから。

 とにかくお前はそこに居続けてコツコツやれ」

約10年後、時計の針が重なった。

絵本「えんとつ町のプペル」がヒットした。

笑いの原点

ラオスのララ村。

西野亮廣が再訪問。

「サバイディー」と挨拶。

村人たちは笑顔で迎えてくれる。

しかし、最初の訪問の時はむちゃくちゃ警戒された。

得意の変顔を見せる。

子供たちが笑顔になった。

ちゃんと西野亮廣のことを覚えてくれた。

ララ村の子供たちは裕福ではない。

しかし、「とにかくむっちゃ笑っている」

西野亮廣は何が豊なのかと考えた。

モノが少ない方が心から笑っているとは?

どうすればいいのか。

答えは見つからない。

ただ、人が笑っている姿は気持ちがいい。

手段は問わない。

あらゆる方法で人を笑顔にしたい。

その為に美術館を作りたいとも考えている。

そしてエンタメのナンバーワンを目指す。

自分から発信するのはなく、

一緒に作るエンタメナンバーワン。

だから、

コミュニケーションに一番時間を使っている。

だから、出会いの場を増やす。

最終的には人だと感じる西野亮廣

笑顔も時計台も美術館も一緒に作る。

「バーベキュー型のエンタメ」

ラオスは”面白いを思い出せる場所”だと言う。

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