人生最高レストラン加山雄三が再現する幻の洋風茶碗蒸し


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2019年4月20日の人生最高レストラン。

ゲストは、加山雄三

芸歴60年。

現在、82歳。

年齢よりもかなり若く見える。

さすが、永遠の若大将!

若さの秘訣はゲーム。

バイオハザードや、

FF(ファイナルファンタジー)が好きだと話した。

そして、自分で料理すること、

大好きな船の話とあの大スターとの思い出を語った。

名店の味を再現

海と船を愛する若大将、加山雄三

大好きな船、行進丸で作るものを紹介してくれた。

洋風茶碗蒸しである。

東京、六本木にあった洋食の名店「マックロウ」。

そこで食べたもの。

作り方を全部パクった。

しかし、オリジナルを越したいと思いながら作る。

洋風茶碗蒸しを始めて食べた時、

「めちゃくちゃ美味しいね」と褒めた。

すると、厨房からシェフが現れた。

自分で想像した範囲のレシピを伝えると、

「ほとんど合ってますが、一つだけ違います」と言われた。

そして、帰りがけにレシピを紙に書いて渡してくれた。

すると、同じ味のものができた。

加山雄三の洋風茶碗蒸し

番組の為に加山雄三が洋風茶碗蒸しを作った。

シェフ用の白衣とコック帽は自前。

さすが拘りますね。

さて、洋風茶碗蒸しの作り方。

モッツアレラチーズが具。

茶碗蒸しの出汁の分量を通常より多めにする。

中火で18分程蒸す。

仕上げに黒トリュフのペーストを載せる。

お召し上がれ!

黒トリュフのペーストが決め手です。

行進丸への想い

奥田民生や山下達郎夫婦も乗ったことがある行進丸。

惜しいことに去年、火災に遭った。

加山雄三にとってはとても辛い出来事。

「10日間くらい記憶が消えちゃっている」と話す。

事故当日、地方でコンサートの千秋楽だった。

打ち上げに行こうとした時に電話があった。

「とにかく消してくれ!」と頼んだ。

村の人たちが懸命に消火活動をしてくれた。

加山雄三は多くの人たちに助けてもらったと感謝を述べた。

船との出会い

加山雄三が小学校5年生の時。

算数の先生を頼んだのが、商船大学設計課の学生さんだった。

船の設計の基本になるライン図を見せてもらった。

輪切りの設計図を見て、

船に興味を持った加山雄三少年。

自分でも書いてみた。

本当に凝り性である。

14歳の時、初めて自分で船を作った。

それが、長さ3~4mのカヌー。

大学時代は仲間とモーターボートを作った。

常に船から幸せをもらっていたと話す。

しかし、去年火災で焼失。

これは啓示だと加山雄三は考えた。

「そろそろ感謝の気持ちにならないといけない」

だから、行進丸を天から取り上げられたのだと。

今はコンサートをすることで感謝の気持ちを伝える。

そして、

基金を集めて困っている人に渡す。

人の役に立ちたいと常に思っている加山雄三

ジョンは変わり者

加山雄三は世界的な大スターにも料理を作っていた。

それはビートルズである。

ビートルズの初来日。

加山雄三はホテルを訪問した。

ビートルズのメンバーはとてもはしゃいでいた。

そして、腹が減っているというので、

加山雄三がすき焼きを薦めた。

ホテルのボーイが運んでくれた。

料理を運んだだけで、ボーイは部屋から出された。

誰が作るんだ?

誰もがどうすればいいのかわからなかった。

そして、加山雄三が作ることになった。

加山雄三は映画若大将シリーズですき焼き店の息子役だった。

牛肉を焼いて砂糖をまぶしたり、すき焼きを作る。

食べる時は溶いた生卵をつけて食べるんだと説明。

しかし、「熱くないのか」と言われ、

だから卵につけるんだから熱くないと更に説明。

なんだかんだと食べさせるとこまでこじつけた。

ビートルズのメンバーたちは「美味い」と喜んだ。

すると、ジョン・レノンは椅子から床に座り直した。

そのマナーは最低だと加山雄三が苦言。

しかし、

「僕は今、日本人のこころを味わっているんだ」

と言うジョン・レノン。

それは違うと言ったが聞く耳がない。

当時を振り返る加山雄三

「アイツ、変わっているよね」と呟いた。

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