スポンサーリンク
2019年4月4日のプレバト!
俳句ランキング。
俳句タイトル”春光戦”!
予選を勝ち抜いた特待生3名と、
名人6人がタイトルを競う。
お題は、一杯のコーヒーの写真。
下克上が起きた!
残るは1位か4位
誰もがタイトルを狙う春光戦。
最初に夢破れたのは、名人10段の東国原英夫。
「缶コーヒー 啓蟄の つちくれに置く」
上手い句だけど、2位。
そのほかの順位は、
3位、キスマイの横尾渉。
5位、現役東大生の鈴木光。
6位、千原ジュニア。
7位、FUJIWARA藤本。
8位、中田喜子。
9位、キスマイの千賀健永。
あとは1位か4位。
呼ばれていないのは、梅沢冨美男とフルーツポンチ村上健志。
1位はフルーツポンチ村上
1位となったのは、フルーツポンチ村上健志。
両手を広げて立ちあがった。
村上健志の後ろで目を丸くしている梅沢冨美男。
村上健志は今までタイトルで2位が2回。
無冠だったが、やっとタイトルを獲得。
感無量。
周囲からは祝福の拍手が巻き起こった。
村上健志は思わずドヤ顔。
直しはないが4位
終始強気だった梅沢冨美男。
しかし、結果は4位だった。
梅沢冨美男の句は、
「鷹鳩と化す カフェオレの 白き髭」
悪くはない。
季語は”鷹鳩と化す”。
鷹が鳩になってしまいそうなうららかさを表す言葉。
絶妙なバランスは素晴らしい。
夏井いつき先生は直しはなしと言った。
「それなら1位にすればいいだろう」と食ってかかる梅沢冨美男。
夏井いつき先生は、
「1位の句を見てから言え!」と返される。
コーヒーに恩返し
今回のお題は、一杯のコーヒーの写真。
誰よりも時間はあると豪語する村上健志は、
携帯の待ち受け画面をお題のコーヒーにした。
詠んだ句は、
「サイフォンに 潰れる炎 花の雨」
コーヒーを淹れるサイフォン。
水の蒸気圧を利用してコーヒーを淹れるガラス製の器具。
アルコールランプの炎がフラスコの底に当たって、
丸の形に潰れていく様子を詠んだ。
「火は危なかったしいものだが、
ずっと見ていられる不思議な力がある」
とってもロマンチックな村上健志の言葉。
MCの浜田雅功は吹き出してしまう。
村上健志には続きがある。
「ビジュアルとしても美しいが、サイフォンコーヒーの音が魅力的。
最後にお湯が上がって ゴボッと。
その音、ビジュアル、そして外では桜に雨が降っている」
そして、
「コーヒーが好きで恩返しのつもりで作った」
村上健志をリスペクトする鈴木光は、
「潰れるって表現はなかなか出てこない。
本当に美しいなと思った」
4位の梅沢冨美男は、「負けました」と敗北を認めた。
夏井いつき先生の評価
夏井いつき先生は「本当に良くできている」と感心。
村上健志の句を解説した。
”サイフォン”が助詞の”に”に誘導されながら動詞が出てくる。
誘導された動詞が”潰れる”。
詠み手は何が”潰れる”のかと「えっ⁉」と思う。
これは大事な「えっ⁉」である。
”炎”で映像が広がっていく。
映像が脳の中できちんと再生される。
炎の温度も感じさせる。
季語は”花の雨”。
咲き満ちる桜の花に降る雨を表現。
雨に震える桜の映像も見える。
ひんやりした皮膚感も伝わる。
水が沸く時の小さな音。
コーヒーの匂い。
「五感をすべてをゆっくりと刺激しながら、
一つの時間と空間ができている」
夏井いつき先生の解説を聞くと更に良い句に思えてくる。
村上健志、おめでとうございます。
スポンサーリンク