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2019年5月28日のセブンルール。
長野県伊那市。
最寄りのスーパーまで30分て場所にある、
豆腐工房まめや。
店長は、青木春奈38歳。
1丁399円の豆腐を売る、
青木春奈のセブンルールとは?
1火は薪でおこす
午前3時。
工房で青木春奈の仕事が始まる。
かまどの薪に火をつける。
豆腐工房まめやの豆腐は昔ながらの製法。
かまどの火を使う。
遠赤外線は豆腐を美味しくさせてくれる。
豆腐を揚げる油揚げや厚揚げを作るのは青木春奈の役目。
最初に低温の油でじっくり揚げ、
次に高温の油に入れ膨らます。
温度差でふっくらと出来上がる。
油揚げは1枚103円。
薪はその時々、手に入るものを使用。
種類の違う薪を同じ状態で使用するのも実は大変な作業。
2豆腐造りは夫に任せる
青木春奈の夫は元サラリーマン。
しかし、会社のやり方に悩んでいた。
豆腐屋をやろうと提案したのは青木春奈だった。
廃業した豆腐店でオープンさせた。
長野県産の大豆を潰し、約1時間かけて薪で炊く。
一般的には圧力窯まで8分くらいの作業。
工房内はまるでサウナのような暑さにかわる。
油揚げや厚揚げは青木春奈の仕事。
豆腐作りは夫の仕事。
熱心に豆腐を作る夫に口も手も出しません
3子供に家事をさせる
夕方4時。
末っ子が幼稚園から帰ってきた。
子どもも店番を手伝う。
夕方6時に閉店。
自転車で10分の自宅に戻る。
青木春奈には5人の子どもがいる。
長男を中心に子供たちは料理の手伝いをしてくれる
撮影をした日は、麻婆豆腐、ふきのとうの天婦羅など。
青木春奈自身でやった方が早いし、キレイな状態で終わる。
イライラしたこともあるがやらせないとできない。
包丁は危険で怖いが、指は切った方が上達する。
子どもたちは薪割りや朝食も作ってくれる。
4午前中はセルフサービス
青木春奈は大学時代、研究の為にラオスに行った。
大きい子どもが小さい子どもの面倒をみていた。
自然の中で豊かに暮らす姿に感銘。
そういう暮らしがしたいと思った。
豆腐工房で1日に作る豆腐は100丁だけ。
自分達の給料になる分が新卒の初任給くらいだという。
共働きだけどギリギリの生活。
工房を開いた当時はスタッフがいた。
配達や片づけをお願いしていた。
作れば作るほど売れたが、忙しくなるだけ。
その暮らしに限界を感じた。
現在は2人だけで働いている。
豆腐工房まめやは朝10時に開店する。
しかし、青木春奈は工房で洗い物を始める。
午前中は店の隣にある工房で仕事をしている。
店セルフサービス。
おかまいできませんので、消費税はサービス。
お客さんは買ったものをメモして残してくれている。
良心的なお客さんばかり。
でも、勘定の間違いはしょうがない。
家族が暮らせるお金があればいい。
5売り物にならないものは物々交換
青木春奈が豆腐と油揚げを持って近所の農家に行く。
代わりに採れたての野菜をもらった。
パン屋さんからはパンをもらった。
売りものにならなかったり余ったものを物々交換していた。
これは青木春奈からの提案らしい。
おからをもらって、鶏のエサにし卵を渡す人もいた。
上手く循環していますね。
豆腐工房まめやには店以外の役割りがある。
6わからないことは隣のおばあちゃんに聞く
休日。
青木春奈は子どもたちと近所の林へ行った。
大きなフキ、トウブキを採ってきた。
青木家の隣に住む90歳の守屋菊美さんちに行く。
フキの下処理を教わるのだ。
季節季節のわからないことは何でも守屋さんに聞く。
不便な田舎で暮らす知恵をもらっている。
おばあちゃんの知恵は次の世代に引き継がれている。
7子どもの行事はお店を休む
豆腐工房まめやが臨時休業。
小学校の授業参観。
午前中で店を閉めてしまった。
いつでも開いている店にしたい。
でも、子どもの行事は大事。
勝手に休むこともある。
無理がないように働く。
ゆっくり、ゆったりした働き方。
羨ましい。
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