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2019年5月27日のyouは何しに日本へ？。
デンマークから来たyou。
少し挙動不審ぎみ。
濃い目のオタク。
日本のお笑いが好き。
そんなyouが日本に来た理由は、
引きこもりの自分を変える事だった！
引きこもりyouの作ったネタ
デンマークから来たyouは、ルーカスベイリーさん。
24歳。
4年間、部屋に引きこもっていた。
ひどい人見知り。
番組スタッフと話していても、
緊張で背中がびしょびしょ。
日本ではたくさんの人と話をして、
お笑いのネタを披露したいのです。
youのネタとはどんな感じなのか？
「裁きの時間じゃい
教育より小学校の制服にこだわる我が母
滅！
それよりも子供を人間並みに育てよ」
社会風刺のネタが好きなようです。
ウケるウケないかは別問題。
密着は明後日からになりました。
ネタ披露できる人を探す
2日後。
浅草のホテルで待ち合わせ。
挨拶したけど、返事がない。
人見知り全開。
でも、早くもネタ披露したいって気持ちはある。
ターゲットは競馬新聞を読むおじさんたち。
話しかけるはずが、そのまま通りすぎるルーカス。
話しかけられなかった…。
誰にも受け入れられない試練
おばさん3人組にも話かけようとするyou。
「私は関係ない」と避けられた。
カップルに声をかけようとするが失敗。
かなり怪しいですからね～。
「人の話かけられる瞬間の表情が苦手」
こいつ誰？って顔されるのが嫌だそうです。
でも、それはしょうがないでしょう。
だって、本当にそうなんだもん。
ルーカスの幼年時代
幼い頃のルーカス君。
ポケモンや遊戯王にハマりました。
日本ものばかり見ていた。
一人で遊ぶことが多かった。
小学生時代は暗黒時代。
そりが合わない嫌いな先生がいたんです。
すごく怒鳴られて体罰も受けた。
役立たず、カス、嘘つき、ゴミと言われた。
それがトラウマになって人が怖くなった。
高校は中退、大学は半年で退学。
その後は4年間引きこもりです。
失敗から学びたい
ルーカスの唯一の楽しみが日本のお笑い番組。
そして、後悔がたくさんあることに気づいた。
このままじゃいけない。
失敗が恥ずかしかったけど、誰でも失敗する。
失敗に慣れたい。
日本で成長したかったのです。
ネタ披露の場所が決まる
翌日。
浅草の喫茶店に入ったデンマークyou。
日本語は独学で覚えました。
集中力あるんですね。
近くにネタを披露できる店ありませんかと、
店の人に聞いてみた。
すると、
店のオーナーに相談するように言われた。
店のオーナーは白髪のご婦人。
「投げ銭でよろしいのなら」と話はすぐにまとまった。
この店は”カフェレスト カズンホームグラウンド”。
地元の客も多いが、外国人の観光客もよく来るカフェ&Bar。
音楽やお笑いの為にスペースを貸している。
デンマークyouのネタ見せは2日後に決定！
なんか、2日後が好きですね。
家族に連絡
早速、家族に電話するyou。
ステージに立つ事を報告。
父トーマスは「前に進んでいるなんて最高だよ」
両親は体罰をした先生に抗議してくれた。
引きこもった時も見守ってくれた。
日本行きの費用も出してくれた。
家族はyouを応援してくれていた。
ネタ披露を許してくれたママにプレゼント
翌日、お店に向かうyou。
ママへデンマークのママレードをプレゼント。
youの気持ちはママに通じた。
ママはyouの為に祈ってくれている。
無事ネタ披露が終わりますように。
いよいよライブ本番
ネタ見せの当日。
ライブは夕方5時から。
「もう絶望しています」とかなり緊張。
店の前にはライブ告知の看板もある。
ライブ前。
店にはたくさんのお客さんが入っている。
意外とお客が多いのでビックリ。
みんながyouの出演を楽しみにしている。
youに与えられた時間は1時間。
結構長いです。
ライブ開始。
デンマークのチーズケーキの話から始まった。
「デンマーク人なんかチーズケーキ人生で一度も食ったことがない」
デンマークあるあるネタ。
次はデンマーク人は満員電車を怖がるという話。
「電車が・・・」
話が止まった。
飛んだか。
でも、お客たちは待ってくれている。
youがまた喋り出した。
みんなが俺を責めようとしていないことに気が付いた。
youの家族と同じ、応援してくれている。
「人はオレが思っていた以上に優しいと気が付いた」
1時間乗りきった。
頑張った、エライ！
「心の底からありがとうしか言えない」
ママはもっと外に出ることを勧めてくれた。
終了後、家族に報告するyou。
家族は、もちろん祝福してくれた。
母親は食事や洗濯などを心配。
youもこれで一皮剥けたのかもしれませんね。
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