ワイドスクランブル堀江貴文が語るロケットの不真面目な利用


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2019年5月7日(火)放送のテレビスクランブル。

堀江貴文氏が生出演。

大樹町での打ち上げ成功をうけて、今後の宇宙開発ビジネスを語った。

4月30日の打ち上げ延期から5月4日打ち上げまでの経緯

5月4日午前5時45分。

北海道大樹町でインターステラテクノロジズの観測ロケットMOMO3号機が打ち上げられた。

今回、打ち上げを成功させる為、何度も打ち上げ日程を変更。

先月、2019年4月30日、平成最後の日に打ち上げは予定されていた。

しかし、バルブに異物が混入したため打ち上げを延期。

再打ち上げは2019年5月2日に決定。

しかし、今度は発射場周辺が強風にみまわれた為、再度の打ち上げ延期。

更に翌日の2019年5月3日も同じ理由で再々度の延期が決定。

明けて2019年5月4日。

打ち上げの成功を祈って多くの人が詰めかけた。

打ち上げは成功。

4分後には高度113.4kmの宇宙空間に到達。

民間単独としては日本初の偉業を成し遂げた。

MOMO3号機は8分35秒後、無事太平洋に落下した。

14年前から宇宙への挑戦を続けてきた堀江貴文

堀江貴文氏が宇宙開発を手掛け始めたのは14年前の2005年。

失敗を繰り返しながら宇宙開発を続けてきた。

MOMO初号機の打ち上げ実験が行われたのは2017年7月30日16時31分。

しかし、ロケットは発射できたが強度不足で太平洋に落下。

およそ2年後。昨年の2019年6月30日。

MOMO2号機の発射実験が行われたが今度は機体が持ち上がらず垂直に落下。

原因はエンジントラブル。

爆発音とともに炎に包まれた。

堀江貴文氏 民間宇宙事業の歩み

  • 2005年 民間宇宙開発を目指す組織「なつのロケット団」結成
  • 2013年 インターネットステラテクノロジズ設立
  • 2017年 MOMO初号機打ち上げ実験 発射66秒後に通信途絶
  • 2018年6月 MOMO2号機打ち上げ実験 発射直後にエンジン停止
  • 2019年5月 MOMO3号機打ち上げ実験 宇宙空間到達に成功

最初は少人数だったインターネットステラテクノロジズもいまや26人の大所帯。

何故、堀江貴文氏は民間宇宙事業に携わるようになったのか?

それは子供の頃のスペースシャトルへの想い。

既に月面着陸を果たし、自分が大人になる頃には金星、火星に人類が行くのは当たり前。

映画の2001年宇宙の旅が現実になっていると夢想した。

しかし、現実はそうならなかった。

それは何故か?

答えは国の事業としての宇宙開発を進めていたから。

つまり、いくらでもお金をかけられる。

失敗しても締め切りがないから、切迫感がない。

この宇宙開発事業を民間がやれば安くできる。

そんなに高性能でなくてもいいから最低限宇宙に行ける能力を持ったロケット。

経済性を追求すれば価格を安くできる。

そうすれば一般に人にとっての宇宙が身近になる。

しかし、経済性を追求する道も平坦ではなかった。

直接、インターネットステラテクノロジズに繋がる道でさえ10億かかった。

その他の宇宙開発にかかわるものでも何十億。

トータルでの投資は100億にのぼった。

この打ち上げの成功によって宇宙開発ロケット企業だと堂々と言えるようになった。

いままでは本当に飛ぶの?という疑問符を投げかけられた事も。

今後は人工衛星を軌道にのせるまでの事ができるようになるのが目標。

宇宙事業における日本の優位性

1.部品調達が容易

ロケット開発は軍事転用もできる為、部品の海外調達には規制がある。

日本は部品のサプライチェーンが発達しているため、国内で部品調達が完結できる。

2.地政学的優位

国際宇宙ステーション(ISS)などの静止軌道に打ち上げる時は東に発射する。

それは地球の自転のエネルギーを使うから。

また地球観測衛星のような北極と南極の間をぐるぐる巡る軌道の時には南に発射する。

3.大樹町は東と南が太平洋

障害物がないのは特筆すべき点。実はそんな国は日本しかない。

ヨーロッパでは東も南も発射できない。

コンパクトな日本の領土の優位性は宇宙開発にとっても重要。

宇宙ビジネスへの今後の展開

  • MOMOシリーズの量産化
  • 小型衛星を搭載できるロケット ZEROの開発

インターネットの黎明期には学究的利用が主だった。

ところが定額制が進んでくだらない動画をインターネットで見る事も日常化した。

現在、宇宙開発は費用が莫大にかかる。

つまり真面目な目的にしか使用されない。

しかし、コストが下がれば、宇宙で紙飛行機を飛ばすとどうなるかなどばかばかしい用途にも使えるようになる。

日本は宇宙開発先進国になれるポテンシャルを持っている世界一の国。

国は、宇宙産業への先行投資を増やすべき。

またアメリカのロケットは軍事的な面から他国が使いづらい。

その点、日本のロケットは軍事的制限から自由なため、ヨーロッパや東南アジアの国の顧客を獲得できる可能性がある。

また、観光的側面も無視できない。

今回の打ち上げに人口5000人の大樹町に1万人の観光客が集まった。

これは凄い経済効果となった。

柴山昌彦文部科学大臣のコメント

3回目の打ち上げで成功に至ったと。

大変よろこばしく思っております。

今回の打ち上げ成功は、我が国の宇宙産業の活性化に向けて大きな弾みになると期待しております。

文部科学省においてはインターステラテクノロジズを含む民間企業が今後も新たな挑戦を進めていくことに期待をしたいと考えております。

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