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2019年5月20日のyouは何しに日本へ?。
ピンチをチャンスに変える逆境SP。
成田空港で出会ったスウェーデンyou。
キリシさん、46歳、大学職員。
そして、なぎなたの先生。
日本へはなぎなたの昇段試験を受けるためにやって来た。
なぎなたの歴史
牛若丸と弁慶の弁慶が持っていた長い武器。
あれが”なぎなた”。
平安時代に誕生した歩兵の一般的な武器。
江戸時代は護身用の武術として武家の女子に広まった。
今は、競技として進化。
競技人口は世界で約5万人。
約9割りが女性。
なぎなた五段の昇進試験
キリシさんのなぎなた歴は20年。
友達がなぎなたの道場を開いたので通っていた。
友達が引っ越したので、後を継いで先生になった。
今回の昇段試験で最高位5段を目指す。
初段から4段まではヨーロッパでも試験が行われる。
五段は日本のみで試験。
密着決定!
東山堂でなぎなたを購入
なぎなたの昇段試験まで2週間後。
キリシさんに密着。
成田から電車で1時間半。
四ツ谷駅のとあるビルに到着。
ここは”東山堂”。
剣道、弓道、居合道など武道具を販売している。
キリシさんは既に2本のなぎなたを注文していた。
1本は木製。
これはなぎなたの”形”で使う。
かなり重いですね。
もう1本は先が竹でできている。
こっちは”試合”に使う。
2本で約3万円。
なぎなた仲間と三重で合流
新しいなぎなたを手に入れたキリシさん。
次に向かったのは、三重県津市。
到着後ホテルに宿泊。
翌日、ホテルに行くと…。
一人じゃない。
誰?
小柄な女性はなぎなたの先生、安井みどりさん。
最高位5段のさらに上に錬士、その上に教士。
一番上が範士。
錬士、教士、範士は名誉段。
競技の発展に貢献した人物が連盟から推薦をうけて認定される。
安井みどり教士は全日本なぎなた連盟の理事。
世界中で様々な人を指導していた。
キリシさんとは去年フランスで出会った。
もう一人の男性はフランスから来たロイックさん。
なぎなた歴18年。
一緒に試験を受けるのです。
安井先生から指導をうける
道場で練習。
地元の女子高校生たちも一緒。
鏡の前で上下振り。
なぎなたを背中にしょって大きく振りかぶる。
これが基本。
そして、相対稽古。
2人1組で技の練習をする。
「面!面!面!」声をあげながら攻撃。
なぎなたはすねへの攻撃もOK。
防具を付けて試合形式の練習も行う。
「打つ時はピッと腕を止めて足をパッと踏まないと」
安井先生が大声で指導。
「1本を取れる良い技を出して自分でせめていかなあかん」
2時間経過。
学生たちはここで終了。
youたちは昇段試験の”形”と”試合”の練習を続ける。
形の練習。
構えて動きだすとすぐ先生からストップと言われる。
何かが違う。
納豆のように、「うよよーん」「なっと~う」って。
どういうことなのか?
粘りがあるような動きってことか。
「ネバーネバーネバー」
安井先生はyouたちの合格を祈っている。
”形”の練習が不足しているところを補う。
5段の合格率は3割り程度。
youでは過去21人だけ。
構えの位置も細かく指導。
「国には同じレベルの選手がいない」
キリシさんにとっては貴重な時間になった。
練習終了。
納豆を諸体験
安井先生んち。
夕食をごちそうしてくれた。
ここで納豆が出てきた。
見たことはあるが食べるのは初めてのyouたち。
何度もかき混ぜるようと言う安井先生。
糸が出てきた。
これが本当の納豆。
「先生の言っていた動きがよくわかる」
キリシさんも納豆を体験。
五段昇段試験を受けるまでの道のり
友人に誘われて日本の武道に接したキリシさん。
段位があるのに驚いた。
練習するたびに腕を上げた。
2011年38歳で出場した世界選手権。
世界4位。
39歳で4段に昇段。
しかし、41歳で乳がん。
1年かけて治療しガンに勝った。
しかし体力は落ちていた。
取り戻すのに4年かかった。
やっと五段昇段試験が受けられる。
筆記試験の勉強
夜8時、ホテルに戻ったキリシさん。
なぎなたの歴史について書かれた本を広げる。
今まで3回も読んだ本。
何度も書き写して記憶している。
昇段試験には筆記試験もある。
歴史や原理を完璧に覚えないといけない。
翌日も昼は練習、夜は筆記試験の勉強。
昇段試験までなぎなた漬けだ。
いよいよ本番
密着開始から2週間。
いよいよ昇段試験。
試験会場は足立区東京武道館。
あとはベストを尽くすのみ。
試験会場は撮影NG。
待つだけしかできない。
昇段試験終了。
結果は1週間後だという。
ドキドキである。
試験結果が判明!
後日。
キリシさんから映像が届いた。
なぎなたの生徒たちの前で結果を発表。
合格でした!
生徒たちも大喜び。
なぎなたがもっと広がるように頑張って下さい。
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