激レア赤坂裕美子は畠山昌人を日本王者に育てた名トレーナー


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2019年6月3日の激レアさんを連れてきた。。

本日の激レアさんは、アカサカさんこと赤坂裕美子さん。

ボクシング未経験のOLだったのに、

北海道初のチャンピオンを育てた女性なのです。

極度のハマり性

アカサカさんには大きな特性があります。

それは、極度のハマり性。

あんかけ焼きそばがお好きになったアカサカさん。

1日2食10日間連続食べた。

食べ過ぎです。

そして、ボウリング48事件。

アイドルが大好きなアカサカさん。

AKB48にハマり、ボウリングを48ゲームプレイ。

10時間立て続けにボウリングです。

通常じゃない体力です。

でも、アカサカさんも人の子です。

右腕のじん帯を損傷、左足の親指の爪が剥がれました。

最近は、私立恵比寿中学事件。

これもアイドル絡みの話。

証言者は田宮真拓くん16歳、ジムの生徒さんです。

アカサカさんからアイドルについて筆記テストがあったようです。

その問題を一つ紹介。

「柏木ひなたの父親の好きな食べ物は?」

アイドル本人ではなく父親の問題だとは。。。

これって答えられるものなのでしょうか?

因みに答えは、”蒸し豚”でした。

アカサカさんが好きなアイドルはセンターにいる子ではありません。

その周りにいる子たちです。

不完全な子がもがいている姿にズキュン!っとするタイプなのです。

OLからジムの管理人へ

アカサカさんは北海道生まれの北海道育ち。

実家がボクシングジムを経営。

父親は元日本ミドル級チャンピオン赤坂義昭。

しかし生まれた時に父親は既に引退しておりました。

アカサカさんはボクシングに全く興味なく成長。

OLとして働いておりました。

転機は父親が脳梗塞で入院した時。

母親からジムの留守番をやらないかと誘われたのです。

朝起きるのが苦手だったアカサカさん。

これで会社辞められるし、親孝行もできると思いました。

ジムの管理人になると生活は一変。

正午に起床し、午前中はアイドルの映像を観てダラダラ過ごします。

夕方4時半にジムをオープン。

練習をぼーっと見て過ごし、夜9時にジムを閉めます。

友達と遊びに行って、深夜に帰宅ってスケジュール。

しかし、練習風景を見るうちに「下手へたくそだなー」って思うようになったのです。

アカサカさんの驚愕の洞察力。

父親の指導を見ていたお陰ですね。

「こいつらなら私でも教えられる」

ボクシングの指導をするようになりますが、まだ暇つぶし程度の話でした。

未来のチャンピオンとの出会い

アカサカさんの生活が変わるきっかけは一人の高校生でした。

畠山正人16歳。

将来、第29代に本ライトフライ級チャンピオンになる逸材。

当時は無口な高校生。

毎日練習に来ていた姿に、アカサカさんの胸はズキュンって来たんです。

この子を育てないといけないと思ったんですね。

何ができていないか見極めようとした練習を観察。

ジム終ってからは自分でも練習してみます。

帰宅後は、試合のビデオを観て研究しまくりました。

積雪ダッシュ

アカサカさん、トレーナーライセンスを取得しました。

ボクサーは走りこみによる基礎体力の向上が必要。

しかし北海道には難敵、雪があります。

北海道からチャンピオンは育たないと言われていた原因ですね。

アカサカさんは雪を利用します。

名付けて、”積雪ダッシュ”。

新雪を長靴を履いて走るのです。

これは、かなりしんどいです。

それに寡黙に従う畠山正人少年。

アカサカさんのことを信頼していたのです。

同じ練習量はジムの生徒にさせられないと言います。

練習の成果が出ました。

畠山正人はボクシングを初めて1年でプロライセンスを取ったのです。

アカサカさんは内弁慶

さあ、畠山正人選手のデビュー戦。

とっても強気なアカサカさんですが、実は内弁慶。

試合では極度の緊張で吐いていました。

リング脇で見られず、2階席から観戦。

4R判定勝ち。

ここからなるべく格下の選手と対戦し、

勝ち数を増やしたいところ。

でも、駆け出しのトレーナーと新人ボクサーのコンビ。

ひたすら、オファーを待つのみ。

すると、格上を相手にするしかありませんでした。

結果、畠山正人選手が対戦した16人中5人はタイトル獲得経験者でした。

かませ犬となめられてたんですね。

10戦目が勝負だった

畠山正人選手の10戦目。

相手は日本フライト級2位の選手。

畠山正人選手に勝った後にタイトルに挑戦するつもりだったのです。

誰もが畠山正人選手の敗北を予想。

しかし、10R判定勝ちです。

畠山正人選手は10位から2位に上昇しました。

番狂わせのオファー

アカサカさんは畠山正人選手にまずは経験を積ませ、

その後でタイトルに挑戦させようと計画してました。

ですが、計画を狂わせるオファーが来たのです。

日本ライトフライ級タイトルマッチのオファー。

10戦目を観戦していた王者、北野隼選手。

初防衛戦の相手に畠山正人選手を選んだのです。

「やらせてください」と言う畠山正人選手。

この試合も負けると世間には思われてました。

手数が多い選手同志の試合。

一進一退で進んでいきます。

畠山正人選手の左フック。

王者、北野隼選手の体が崩れました。

ダウンかと思われたのですが、レフリーの判断はスリップ。

結果、10R引き分け。

挑戦者にとっては敗北です。

アカサカさんは畠山正人選手にかける言葉がなかったそうです。

試合後、練習を1週間休むことになった畠山正人選手。

1週間後、アカサカさんは心配でした。

畠山正人選手は本当に来るのだろうか?

しかし、畠山正人選手はいつもの時間にやって来ました。

坊主頭で。

寺で座禅組んでいたそうです。

気持ちがもろいのは自分の方だったと反省したアカサカさん。

道内初のチャンピオン誕生

畠山正人選手の気持ちに後押しされたアカサカさん。

自分でできることを考えた。

試合の映像をボクシングコミッションに提示。

レフリーは自ら誤審と認めた。

チャンピオンに対して再戦の裁定が下った。

一度下した判定は覆られない。

4カ月後に王者、北野隼との試合。

負けたら後はないと思った畠山正人選手は責め抜いた。

結果、判定勝ち。

道内初のチャンピオンが誕生した。

世界ランキングは2位にまで上昇した。

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