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2019年7月9日放送のモーサテ。
今日のリーダーの栞は、大ヒット翻訳機の生みの親。
ソースネクストの松田憲幸社長。
”ドラッカーのマネジメント 基本と原則””との出会いを話した。
ドラッカーとの出会い
松田憲幸社長がドラッカーのマネジメントを読んだのは2011年頃。
経営的にもっとも大変な時期だった。
企業経営が多様化する中で基本原則を説くドラッカーは新鮮だった。
ソースネクストは1996年に創業。
驚速や特打などのヒット商品を連発。
2006年に東証マザーズ上場。
2008年に東証一部上場を果たした。
しかし、リーマンショックで売上は伸び悩む。
「利益」とは何かを真剣に考えていた時期だった。
ドラッカーが考える利益
その答えがドラッカーのマネジメントには明確に書かれていた。
利益というのは、マーケティング、イノベーション、生産性向上の結果から生まれる。
逆に言えば、それ以外からは生まれない。
技術力は優位性の一つにならない。
技術力は差別化や利益の源泉にはならない。
それまで技術開発に目を向けていた松田憲幸社長。
ドラッカーのマネジメントを読んでからはアイデアが大事と考えられるようになった。
そこから始まった社内運動がMI
マーケティングとイノベーションのアイデアを出す取り組み。
MIとは社員がアイデアを出し、社長がチェックする仕組みのこと。
朝礼で松田憲幸社長は社員にこう伝えた。
競合他社と差別化するのはソフト。
だから会社の運命は社員一人一人のアイデアにかかっている。
このMIから生まれたのがポケトークカスタマイズサービス。
ポケトークに自分の名前やイラストを刻むことで個別の需要に応えること。
このアイデアは営業の社員の提案から生まれた。
この提案がすぐに製品に反映される仕組みが社員の共感を呼んだ。
アイデアとアイデアからまたアイデアが生まれる。
社員から提案されたアイデアが毎日社長にもインプットされる。
ゆえに社長にも新しいアイデアが生まれる土台ができる。
今ではMIは会社に絶対必要なものとなった。
この全てがドラッカーのマネジメントから生まれたもの。
経営者の読書とは会社を変える力の源なのだ。
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