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2019年8月22日の所さん!大変ですよ。
オオアリクイ。
アリやシロアリを主食とする動物。
大きなけば立った尻尾と突き出た長い顔が特徴。
日本でオオアリクイを飼育する施設は4カ所。
その一つが静岡県の日本平動物園。
しかし、そこではオオアリクイはアリを食べていなかった。
アリは栄養がいっぱい
長い舌でアリやシロアリを掬って食べるオオアリクイ。
一日に食べるアリの量は約3万匹。
しかし、動物園でアリやシロアリを常に用意できない。
ではオオアリクイは何を食べているのか？
実はアリは高栄養。
日本平動物園はアリの栄養と同じにするため食材を沢山使う。
まずタンパク源として鶏肉のささみ。
更に、牛レバー。
これはビタミン系を補充するため。
卵や粉ミルクドックフード、人工飼料特別配合。
食べやすいようにミキサーでペースト状にする。
アリは酸っぱいのがお好き
オオアリクイはこのままでは食べてくれない。
アリには蟻酸(ぎさん)がある。
これはアリが外敵から身を守る為に出す酸。
しかし、オオアリクイはこれが大好き。
だから、食べ物は酸っぱくないとダメ。
日本平動物園では柑橘類など様々な食材で試行錯誤。
最後に行きついたのが、あなたの冷蔵庫にもあるかも。
ヨーグルト。
これを入れて完成。
オオアリクイはグルメ
では、オオアリクイに食べてもらいましょう。
「フジオ、フジ兄！」
飼育員さんに呼ばれて出てきたオオアリクイのフジオ。
エサを舐めだした。
長い舌でをムチのように動かしながら、
エサを当たりに飛ばしながら舐め続けるフジオ。
あっという間に完食。
このエサに辿り着くまでがとっても大変でした。
今もそうですが、
少しでも味が変わるとオオアリクイは気付くんです。
寺内貫太郎のようにお皿をひっくり返す。
気に入らないものは食べないのです。
グルメなんですね。
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