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2019年12月1日のがっちりマンデー!!。
電車の中にある広告。
わけのわからない企業の広告が多い。
見たことあるだろうか?
「古河機械金属」と「古河気合筋肉」って名前だけ。
ここ、スッゴイ会社でした。
古河機械金属ってどんな会社?
群馬県高崎市。
古河機械金属の工場。
迎えてくれたのは、広報の芥川良平さん。
何をやっている会社なのか聞いてみた。
「かなり大きなものを作ってます」
かなり大きなものとは?
古河機械金属の2018年売上は1741億円。
古河機械金属が作っているかなり大きなもの。
その一つが、「トンネルドリルジャンボ」。
5本のアームが付いた巨大な重機。
ヤマタオロチってこんな感じ?
これはトンネルの岩盤に穴を開ける機械。
筋肉と気合いは大事
さて、「古河気合筋肉」とは何なのか?
芥川良平さんの話では、
古河機械金属は一般に知られていない。
知ってもらうために、社名をもじって広告にした。
それに「気合いと筋肉は大事だ」と笑顔の芥川さん。
お茶目だったんですね。
トンネルドリルジャンボの威力とは
1台3億円の「トンネルドリルジャンボ」。
5本のアームのうち、3本が巨大な銃みたい。
他の2本は、高所作業車のバスケットのようだ。
作業は、
- 3本のアームを同時に動かし岩盤に100以上もの穴を開ける
- 穴に一つ一つ火薬を入れ爆発させる。
火薬に入れる作業は高所作業バスケットで人が行う。
そして、岩盤を掘っているのだ。
順調だと1日4m、1年でおよそ1キロ掘ることができる。
トリプルアタック打法
トンネル工事の機械で国内シェア80%の古河機械金属。
ナンバーワンの理由は掘る力がスゴイってこと。
銃のように見えた3本のアームの先。
そこに7つの肉級のような突起が付いている。
これで厚さ1mの花崗岩を貫通させる。
水を噴射しながら穴をあける。
20秒で貫通した。
水を噴射するのは岩の粉を排出するため。
先端の丸い突起物を岩に押し付ける。
1分間に200回以上、1秒間に70回垂直に叩きつける。
これがトリプルアタック打法。
技術を積み重ねて
古河機械金属のはどうしてトンネル工事でトップメーカーになったのか。
1875年創業に創業した古河機械金属は足尾銅山や草倉銅山など鉱山を掘る会社だった。
最初は手で掘っていた鉱山。
1914年、手掘りから岩盤を掘る手持ち式機械を開発。
100年間、掘るスペシャリストとしてノウハウを積み重ねた。
銅山開発から事業を拡大し、掘る為に必要な周辺機械を次々と作ってきた。
例えば、
掘った石を砕く破砕機、排水するためのポンプ、石を運ぶ為のベルトコンベア。
だから会社のロゴは鉱山の山を模したもの。
そんな古河機械金属は2年連続売上上昇中。
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