おはよう日本GHQ史料発見で実像を探れ三重大の忍者研究最前線


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2019年1月25日放送のおはよう日本。

三重大学大学院に設けられた国内唯一の忍者を専門とする専攻課程では謎に満ちた忍者の実像に迫る為、研究に取り組んでいる。

大学院生たちが読んでいるのは江戸時代の古文書。

三重大学では「忍者・忍術学」の専攻課程で忍者の実像や発展過程を解明する事を目指している。

忍者の起源

14世紀の南北朝時代までさかのぼれる。

敵の城に潜入し、放火や暗殺など影の仕事を担った忍者

特に伊賀地方の忍者は、戦国時代、徳川家康に取り立てられ全国に知られていました。

その後は歌舞伎や小説、最近ではアニメでも取り上げられた事から黒装束を着た忍者は世界で人気を集めています。

しかし、本当の忍者の姿がどうであったのか本格的な研究はこれまで殆ど行われていません。

アメリカ議会図書館で史料を発見

山田雄司教授は忍者に関する埋もれた資料を探しています。

この夏向かったのはアメリカ。

終戦後、GHQが持ち帰った古文書の中に忍者に関する資料が埋もれているのではないかと考えたのです。

ワシントンにあるアメリカ議会図書館。

図書館の奥で保管されていた貴重な資料の撮影が許されました。

それは日本陸軍が保管していた兵法などの資料でした。

山田雄司教授は日本に持ち帰って分析する事に。

その後、江戸時代の兵法書の中に忍者の記述がある事を発見しました。

そこには、当時の普通の武士の人の衣装で撒菱(まきびし)を投げる姿が描かれていたのです。

「忍び」ゆえ、目立つ衣装は着ていなかったのです。

自分の名前を残してもいけないし、いろいろな文献も残してはいけない。

だけれども、やる事は大きなことを成し遂げて、毎日コツコツと色んなことをやっていたのです。

研究費が認められた!

このGHQが保管していた旧陸軍の兵法の資料の研究に対して日本学術振興会から研究費が出される事になりました。

いままで忍者愛好家によって記された本は思い入れが強く、こうであったらいいなという願望が込められていました。

今回、正式な研究費が認められた事で史料を純粋に読み込む研究や埋もれていた史料の発見につながり、正しい忍者像が浮き彫りになるかもしれません。

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