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2020年3月9日放送の『おはよう北海道』。
2020年3月9日時点の新型コロナウィルス最新情報をお届け。
道内では3月8日に新たな感染者3人を確認。
これで感染者は100人を超えた。
北海道は2月末に緊急事態宣言を発令。
北海道庁の会見内容
- 3月8日に新たな3人の感染者を確認
- 道内の感染者は101人になった
- 死亡者 3名
- 現在治療中が57人
- その内7人が人工呼吸器をつけるなどして重症
- 41人は再検査で陰性を確認 治療を終了
3月5日の記者会見では、83名だったので、3日間で18名が増加したことになる。
北見市の集団感染
2月13日(木)~15日(土)の間に北見総合卸センターで開催された住宅設備関連の展示会。
販売員や一般客などおよそ700人が参加。
このうちの11人が感染と2020年3月6日13時に発表された。
7人が北見市。
4人が札幌市の人と判明。
当時会場にいた人の証言
夫婦で販売員として参加した女性は、まさかここで夫が感染するとは思わなかったと当時を振り返る。
商品説明を相談する時には顧客に近寄る事はあった。
換気はなかった。入口が開いているだけ。北見だから窓を開けていれば相当寒い事が誰しも解っていたから。
夫が感染したと解った時はショックで夫婦共々無言になってしまった。
これからどうなるんだろうという不安で一杯だった。
亡くなった方も出ていると言うことで、そんな事も頭をかすめた。
北見総合卸センター理事長の証言
展示会前後にはビジネスマン同士で夕食を共にするということはよくあること。
そういう中で親しく会話をする。
濃厚接触ということは大いに考えられる。
値段だけで売るような仕事だったら田舎での商売は成り立たないから。
きっちり人間対人間の結びつきがなかったら売れない面が多い。
実際に11人の感染者のうち札幌から来た3人は食事を共にしていた。
風通しのよくない空間。
近い距離でのやり取り。
こうした環境が相次ぐ感染に繋がった。
北海道大学大学院医学研究院教授 西浦博氏の解説
展示会に札幌から来た人のように道内各地を転々とする人が感染を拡げる可能性を示唆。
札幌で一定の形で感染が広がった人たちの中で北見の展示会に出張をする理由があった人達が感染をしたまま移動をする。
クラスター(感染した人の集団)というのが遠隔地に飛び火した典型例が今回。
10代から30代の若い世代は症状が軽いケースが多いため気付かぬうちに感染を拡げている可能性が高いという。
特に移動量の多い成人の人たちが軽症で感染をしていて移動先でもう少し上の年代の人たちと二次感染をする機会があると移動先でまたクラスターができるきっかけになっている。
専門家会議の見解
- 症状が軽い人も気付かないうちに感染拡大に一役かっている
- 至近距離で会話をすることになる場所・イベントを避ける
- 風通しの悪い空間に注意
若者にどう伝える?感染拡大のリスク
北大は全ての学生に対し懇親会、食事会、合宿等の中止または延期を要請。
帰省や卒業旅行も控えるように要請。
若者による感染拡大を今止めないと北海道中の医療が患者の増大に追い付かなくなる。
そうすると肺炎の患者だけじじゃなくて他の病気の患者にも当然影響を与える。
この感染をしっかりとめるためには若者が自覚して行動しなければいけない。
No More Corona
医学部生が中心となって15人の学生が始めたプロジェクト。
ミッション:情報発信によって北海道の重症者数・死亡者数を減らす!
コロナ情報発信局のゴール
- 皆が抱えている疑問に答えられるようになる!
- エマージェンシーが高い情報を発信(危機意識)
- 正確な現状把握を促す
学生グループ代表 朝倉利晃さんの言葉
政府というと雲の上の存在だと思ってしまう。
同年代の人が声を上げて、何故やめなければいけないかって事を理解してもらう。
それをどうにかして伝えられる形にもっていきたい。
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