セブンルール末廣三知代(東急ハンズ)が創る商品のストーリー


スポンサーリンク

2020年4月7日のセブンルール。

2019年11月に開店した、東急ハンズ 渋谷スクランブルスクエア店。

末廣三知代44歳はグループリーダーを務める。

店長や副店長に次ぐフロア責任者。

ネットでも買い物ができる時代。

だけど、リアル店舗だからこそできることがある。

末廣三知代のセブンルールとは?

1 商品はストーリー順に並べる

開店前、陳列棚をチェックしながら、手袋型の掃除グッズで掃除する。

これが末廣三知代の日課。

我々は気がつかないが売り場には様々な仕掛けがある。

例えば、色の配列。

虹のグラデーションを作るように並んでいる。

赤からオレンジ、黄、緑、青。

これをバラバラに配置すると視線が定まらない。

末廣三知代は自然な流れで買い物をしてもらいたいのだ。

「何も思わないで買ってもらいたい」

そして、商品の配列にはストーリーがある。

例えば、キッチングッズであれば料理の手順。

最初に材料を洗ったり切ったりするので、

包丁、まな板その次にザルやボウルを導線の初めに配置。

次に現れるのは実際に調理する時に使う鍋や菜箸。

今度は食べる時に使う食器など。

料理して食べるまでのストーリーを想定して陳列。

お客さんに必要なモノやあるといいモノを思い出させやすくしている。

売る楽しみを知ったきっかけ

末廣三知代が高校生の時の話。

球技大会でゼッケンをつけなければいけなかった。

こういう時、ゼッケンを忘れてくる男子が多い。

教室の黒板の後ろに「ゼッケン30円 末廣まで」と書いた。

思惑通り買いに来る男子がいた。

売上は1000円ほど。

末廣三知代は売る楽しみを知った。

1998年に東急ハンズに入社。

1年目に配属されたのはキャスターや網戸の下の戸車。

とっても地味で、マイナーな商品です。

その後は懐中電灯金具郵便受けなどの担当も経験。

様々な商品を担当することで末廣三知代の商品の知識も増えてきた。

現場が好き

売ることが大好きな末廣三知代。

しかし、会社を辞めたいと思った事がある。

管理部門に異動した時だ。

管理部門では自分が売上に貢献しているのか実感がない。

やはり現場に戻りたい。

7年後、念願の現場に戻ることができた。

2 棚の問題点は写真で伝える

セブンルール

売り場のスペシャリスト、末廣三知代が店内で写真を撮っている。

キレイに並んでいるように見える商品。

でも、ちょっとだけ直てほしいことがあると言う。

売り場担当者が一番売りたかったエッグリング。

たまご型の栽培キット。

サンプルを上の棚に置いてあった。

しかし、商品はサンプルの斜め下。

それをサンプルの真下に置いた方がいいと提案。

言葉で伝えるだけでなく、写真でビフォーアフターを示す。

後輩への指導のための写真だった。

3 休日はゲレンデで無心になる

休日の末廣三知代。

新潟県越後湯沢駅で降りた。

行先は神立スノーリゾート。

ここでスノーボードを楽しむ。

滑っているが途中で大きく転んだ。

「ちょーアドレナリンが出ている感じ」

何度転んでも末廣三知代は笑顔である。

休みの日にも会社のメールが気になる性格。

でも、スノーボードをしている時は会社のことは考えない。

本当に休日として過ごすことができる。

4 夫婦で買い物の相談はしない

末廣三知代が夫敬也さんと結婚したのは2006年。

職場結婚だった。

今は二人暮らし。

共通の趣味がスノーボードだった。

しかし、今、夫の趣味はスロット。

趣味は変わったが末廣三知代は、

「自分のコントロールできる範囲でどうぞ」ってスタイル。

趣味にはこだわらないし買い物もお互い相談をしない。

マッサージチエアがほしいと言っていた夫。

ある日、突然マッサージチエアが家にある。

また別の日、夫が帰ってくると

「どこか変わったことがない?」と聞く末廣三知代。

妻の「どこか変わったことがない?」は恐怖の言葉だ。

しかし、見た目に変化はなさそう。

実は、レーシックをやってきた。

これはさすがに解らないでしょう。

5 仕入れは鮮度を最優先にする

東急ハンズは各店舗が独自で仕入れをする。

生活雑貨の大きな見本市に向かう末廣三知代。

バイヤーの腕の見せ所。

末廣三知代が興味を持ったのは帽子。

顔まわりを紫外線からガードしたもの。

売れると思った商品に会った時はその思いの鮮度を大切にする。

鮮度のあるうちに話を進め売り場もすぐ確保。

6 母の周りに花を欠かさない

月に一度、末廣三知代は愛媛に行く。

東京から8時間かけて実家の母親に会う。

母親は8年前の交通事故で体が不自由になっている。

小さい頃の末廣三知代について尋ねると、

「やんちゃでね。。」と短い言葉を返してくれた。

母親は昔から花が大好きだった。

小さな庭には今も花が咲いている。

母親のために末廣三知代も花を欠かさないようにしている。

花によって季節を感じるのは母のおかげである。

それも仕事に活かされている。

7 一つの物が売れる嬉しさを忘れない

末廣三知代の休憩時間。

同じビル内のギフトショップを見に行く。

他店の店づくりに刺激をもらう。

「売り場造りはアナログ」

「アナログしかできな魅力がある」

末廣三知代はリアル店舗での営業を生き甲斐に思っている。

たとえ、1時間接客してネジ1個が売れただけだとしても。

商品とお客様との橋渡しができた。

それが何よりも嬉しいのだ。

スポンサーリンク


このサイトについて

seesaaテレビ/映画/DVDカテゴリで
常にTOP20 入っている
ながらテレビのWordPressバージョンです。

最新のトレンドを
新しいビジュアル、切り口で
レビューしていきます。


にほんブログ村 テレビブログ テレビ番組へ
にほんブログ村

テレビ番組 ブログランキングへ
follow us in feedly

カテゴリー