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2020年8月9日の情熱大陸。
NHKで以前放送されたドキュメント・ドラマ、
「猫探偵の事件簿」のモデルが、
藤原博史(51歳)。
いなくなったペット捜索するのが仕事。
しかしネコの失踪がとっても多い。
だから、猫探偵と言われる。
奈良ちゃんと同居
神奈川県藤沢市。
ここに猫探偵の事務所がある。
見た感じ一般家庭のリビングと同じ。
壁には藤原博史の歴代のペットたちの写真。
いまは7歳のネコ、奈良ちゃんと同居中。
部屋にはほとんどモノがない。
スマートフォンを使えばPCはいらない。
仕事道具は車に積み込んでいる。
仕事の依頼は年間200件以上。
全国から大事なペットを探してほしいと依頼が来る。
ケース1 みかちゃん
依頼主は千葉県に住んでいた。
ネコの名前はみかちゃん。
事前情報から作ったチラシを持参した藤原博史。
飼い主から詳しい話を聞く。
- どこでいなくなったのか
- 当時の体重
- 性格
- 好きな場所
藤原博史は猫の立場にたって行動。
周辺を確認。
この男、鼻がいい。
ネコの匂いを嗅ぎ分ける。
みかちゃんがいなくなったのは1週間前。
飼いネコの行動範囲は1日300m程。
藤原博史はネコがいそうな場所の目星をつけた。
この日は風が強い。
神経質なみかちゃんはどこかに隠れているはず。
ウッドデッキのある家に許可をもらい庭を探す。
庭にあるキウイはマタタビ科。
ネコが集まる。
猫探偵のつらい所は他人の敷地をおじゃますること。
この地域の人は協力的だった。
しかし、断られることも多いし、
留守や空き家も少なくない。
捜索して3時間。
みかちゃんがいた!
家の縁の下で体を丸めている。
しかし、家主は留守だ。
どうする?
ケージを用意。
- 名前を小さな声で呼ぶ
- 人差し指をつきだす
- ネコがにおいを嗅ぎに来る
- 頭をすりつけたら抱っこしてあげる
- 逃げるようなら追わない
飼い主に捕まえるノウハウを伝授。
3時間で居場所を見つけられたのはラッキーだった。
後日、みかちゃんは家にいた。
元気そう。
帰宅した家主の協力を得たという。
飼い主のお宅にやっと平穏が訪れていた。
ケース2 みーちゃん
鎌倉で一人暮らしをする女性からの依頼。
三毛猫みーちゃんがいなくなったのは1カ月前。
藤原博史は近辺を捜索開始。
チラシを投函しながら行動範囲を予測。
チラシは2000枚用意。
ひたすら歩き続ける。
1日に20キロ歩くこともある。
チラシ投函から3カ月。
みーちゃんの目撃情報が入った。
目撃された場所で張り込む藤原博史。
かなりやつれた三毛猫が現れた。
スマホで撮影。
三毛の模様を確認。
模様が違った。
みーちゃんではない。
ケース3 コテツ
生後7か月のネコ、コテツが失踪。
居場所の検討はつくが
捕まえられないという依頼。
夜で辺りは真っ暗。
藤原博史は大型のトラップを用意した。
暗闇の中、トラップを仕込み待機。
1時間以上経った頃トラップの紐を引いた。
コテツか?
コテツだった。
良かった。
失踪してから2週間目。
コテツは無事に帰宅した。
ケース2 みーちゃんのその後
藤原博史は子供の頃から生き物が好きだった。
学校にヘビやトカゲを持ち込んだこともあった。
いつもそばに生き物がいた。
生き物への思い入れが強い。
少しでも役に立てればと思っている。
さて、鎌倉のみーちゃんはどうなったのか。
猛暑、セミが鳴く鎌倉の坂を歩く藤原博史。
まだ発見できない。
失踪して1年、2年後に見つかることもある。
諦めることはできない。
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