セブンルール川内谷幸恵はウニ漁を女性特有の繊細さで差別化


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2020年9月22日のセブンルール。

北海道余市町。

朝ドラの舞台になった町。

出足平漁港で料理をする女性。

川内谷幸恵42歳。

最も得意なのはウニ漁。

5年前までは福祉施設の事務員。

シングルマザーでもある。

川内谷幸恵のセブンルールとは?

1 他の漁師の見落としを狙う

川内谷幸恵

朝5時半。

川内谷幸恵がウニ漁に出る。

小さなボート、第八さち丸。

父親は別のボートを使用。

漁は一人で行うのだ。

浜辺に近い場所が川内谷幸恵のポイント。

ガラス箱と言われるもので海を覗く。

小型方向舵でボートを操る。

タモ(小さな網)を海に入れた。

引き上げるとウニが入っている。

他の漁師はポイントをすぐ移動する。

しかし、川内谷幸恵はポイントを離れない。

他の漁師が以前探した場所も探す。

見落とされ大きくなったウニを探す。

忍耐、繊細さ。

女性の良いところを武器としてウニを獲る。

2 殻に沿ってウニの身をむく

正午、自宅の作業場でウニの身をむく。

殻むきは父親の仕事。

ウニの身は川内谷幸恵と母親が行う。

ウニの内臓や殻が入らないように、

慎重に殻から身を剥す。

小さなスプーンをウニの殻の内側に沿わせる。

殻を削る気持ちでウニの身をむく。

ミョウバンはなるべく使わない。

川内谷幸恵が獲るウニは値段が高い。

この日は100g6200円。

3 シケの日は息子とキャッチボールをする

2015年。

父・藤一さんが心筋梗塞で倒れた。

川内谷幸恵が駆けつけた時意識はなかった。

しかし、3日後起きあがった。

だが、今まで通りとはいかない。

川内谷幸恵は漁師になることを決心した。

漁に出る前、末っ子の遥泰くん6歳にキス。

可愛くて仕方ないのだ。

5年前に離婚。

上の息子と娘は大学生。

シングルマザーとして3人の子育て。

不安も多かったがいい仕事に巡り合えた。

シケで漁に出られない時は息子とキャッチボール。

父親の代わりも担っている。

4 両親にハンドルは握らせない

川内谷家の買い物は家族で行くことが多い。

父の藤一さんは運転が好き。

しかし、ハンドルを握るのは川内谷幸恵。

年を取った両親。

藤一さんが倒れてからは運転はさせない。

両親を守るのも川内谷幸恵の仕事の一つ。

5 毎週土曜日は観光ツアーを企画する

毎週土曜はウニの休漁日。

だが川内谷幸恵には仕事がある。

「わくわく余市体験」

ウニをむいて食べるツアー。

東京から来たカップルにウニの剥き方を教える。

そして、ヘラガニの鉄砲汁。

自分で剥いたウニも食べる。

漁師という職業に興味を持ってもらう。

それが目的。

6 網を張った後は寝て待つ

9月からは父親とサケ漁。

刺し網でサケを獲る。

刺し網とは網目に魚を絡ませて獲る漁法。

およそ4キロの網を張る。

サケがかかるのを朝まで待つ。

通常、この後は家に帰る。

しかし、川内谷幸恵は狭い船室で仮眠。

帰る時間がもったいないと言う。

藤一さんは操縦室で仮眠。

3時間仮眠後、網をあげる。

用意した箱いっぱいにサケが入った。

この日は大漁。

7 働く姿を子供に見せる

自宅前で家族とヘラガニを網から外す。

小さいカニを海に返すのは遥泰くんの務め。

漁師になって良かったのは、

息子に仕事をしている姿を見せられること。

家に帰ると川内谷幸恵はいつも仕事。

遥泰くんに母親のことを聞くと、

「かっこいい」と言う。

子供にカッコイイって言われるってステキだ。

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