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2020年10月27日のセブンルール。
1日400個売れる”うすかわあんパン”。
東京都江東区大島の”メイカセブン”の名物。
”メイカセブン”店長、関口明美56歳。
・・・のセブンルールとは。
1 具はたっぷり詰める
”メイカセブン”は朝9時半。
関口明美はドアを開けてお客を迎える。
店内には昔ながらのパンが40種類以上。
うすかわあんパンの調理は夫の直喜さん。
均一に皮を破らないように餡を詰める。
これでもか~とぎっしりだ。
77%ぶどうパンも限界までぶどうが入っている。
”メイカセブン”の具は多い。
注文に合わせて作るコッペパンも同じである。
パンはもちもち、具はたっぷりである。
2 焼きそばは強火で一気に炒める
”メイカセブン”は朝5時半から仕込みの作業。
焼きそばパンの具を作る関口明美。
粉末ソースと液体ソースをブレンド。
強火でいっきに炒める。
これで麺がふっつかないし、
キャベツの水分を飛ぶ。
べちゃべちゃしないのが味の良さに繋がっている。
3 週二日 実家のパンを販売する
関口明美は1963年江戸川区に生まれた。
両親はパン屋さん。
大学卒業後パン学校に進学。
そこで夫と出会った。
どんなパン屋を作るのか?
付き合っている時から話しあっていた。
25歳に結婚。
夫の実家の後を継ぐことになった。
うすかわあんパンは最初から売れたわけではない。
売れないので、会社のお昼時に出張販売。
おかげで少しずつ売れるようになった。
実家のパン屋は弟が継いだ。
週に二日、弟が実家のパンを運んでくる。
シベリアもその一つ。
昭和の懐かしい味です。
4 お嫁さんに厳しくしない
”メイカセブン”の3階が関口明美の自宅。
空き時間に自宅の掃除をする。
子供は3人いる。
長男と三男はサラリーマン。
次男は都内の別のベーカリーに勤務。
嫁の時代、姑は厳しかった。
子供の運動会に出るのも大変だった。
現在、次男の妻が従業員として働いている。
優しく接している。
お嫁さんには厳しくしない。
辛い思いをさせたくないのだ。
5 休日は家から離れる
”メイカセブン”が休みの月曜日。
関口明美は早朝にお寺にいた。
ここで1時間座禅。
その後、六本木のパン屋で買い物。
月曜は自分の時間を持てる唯一の日。
忙しい日々から離れられる。
毎日一緒にいる夫と離れられる日でもある。
6 給料は手渡し
”メイカセブン”では12人のスタッフが働いている。
スタッフ募集は店頭に張り紙を出すだけ。
給料日。
関口明美は封筒に筆でスタッフの名前を書く。
給料は一人一人に手渡ししている。
縁で会えた人達に心を込めて渡している。
7 うすかわあんパンを守り続ける
うすかわあんパンは20分ほどで完売することもある。
宅配の電話も入るほどの人気。
だが、40年前は売れなかった。
義父は、利益率が悪いと反対していた。
しかし、今は店の看板商品。
これからも守り続けたい。
その心意気はお客にも伝わっている。
今日もうすかわあんパンは店頭に並んでいる。
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